コース概要

医療に関わる種々の専門職業人育成による真のチーム医療の実現は、医療の安全性向上と新規医療技術開発のために急務とされています。また、公衆衛生学、保健学、予防医学を推進し、学問と行政ならびに専門家と一般市民を橋渡しするコミュニケーター・コーディネーターを育成することは、現代医療に潜む諸問題解決のために必要とされています。

フロンティア医科学専攻において育成する高度専門職業人とそこに至る道筋をより明瞭にし、専門性の高い教員による集団教育体制を実現するために、平成20年4月に「医科学コース」「公衆衛生学コース」「ヒューマン・ケア科学コース」が設置されました。平成21年度には、「医科学コース」に「医科学プログラム」、「橋渡し研究プログラム」「医学物理学プログラム」が設置され、「公衆衛生学コース」の「公衆衛生学プログラム」、「ヒューマン・ケア科学コース」の「ヒューマン・ケア科学プログラム」と合わせ3コース、5履修プログラムとなりました。

医科学コース

医学知識、医療技術の発展は止まるところを知らず、新たな進歩が常に求められています。本コースは生命科学の諸分野における基礎研究や臨床への橋渡し研究により医学の進歩に貢献する研究者や技術者の育成を目指します。

医科学プログラムでは、主に実験科学を基盤とした医科学を中心に学び、大学などの基礎医学研究者・教育者、製薬企業・食品企業等の研究員などを育成します。

橋渡し研究プログラムでは、新薬・新医療機器開発に関わる医療技術者とともに、臨床開発管理者(スーパーCRC)、製薬企業・医療機器企業開発部門の管理者などの管理やコーディネートを専門とする職業人を育成します。

医学物理学プログラムでは、「がん医療を診断と治療の両面から支えるプロフェッショナルの養成」と「医学物理分野において先端的な研究開発を行う人材の養成」を柱に、次世代の放射線医学に対応した医学物理士、放射線治療品質管理士、医療機器・技術開発者等を育成します。

公衆衛生学コース

WHOなどの国連機関に保健医療の専門家として就職するには、修士(公衆衛生学)が必須だといわれています。公衆衛生学コース・公衆衛生学プログラムでは、公衆衛生学研究者・教育者、公衆衛生行政官、産業医、企業の安全管理者などを育成します。科目としては、疫学、生物統計学、医療政策学、精神保健学、社会行動科学、環境科学などを学びます。筑波大学の公衆衛生学コースは、公衆衛生学の専門家が独立して学生教育を行なうのではなく、広く臨床医学や基礎医学の研究教育者が所属するフロンティア医科学専攻の中にコースとして設置され、医学医療に関する包括的な教授陣による教育を受けながら公衆衛生学の専門家を育成するところに大きな特徴があります。

ヒューマン・ケア科学コース

2001年に筑波大学で誕生したヒューマン・ケア科学は、医学、看護学、心理学、教育学などの分野を包括して人のケアをホリステイックかつ科学的に捕らえる21世紀の学問です。世界のグローバル化やITの急速な発展、少子高齢化のもとで、これまで予想されなかったさまざまな社会のひずみが引き起こされ、また、社会構造や家族構造の変化は、多様な心理社会的ストレスを生み、心身の健康障害、不適応、さらには自殺や非行・犯罪の増加となって、社会的な課題として現れてきています。このように山積する社会的問題の解決には、保健・医療・福祉分野の実務者として諸問題を実感した者や人文社会科学等を学んだ者が、ホリステイックな視点で人のケアにアプローチすることが重要です。本コースのヒューマン・ケア科学プログラムは、こうしたニーズに応えるべく、必要な研究方法および医学知識の基礎ならびにヒューマン・ケア科学の基礎の修得を可能にし、ヒューマン・ケア科学研究者・教育者、介護・福祉施設管理者、保健・福祉行政官等を育成します。

専攻概要

TMS Press

医学カレンダー

パンフレット・ポスター

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