活動報告

感染研 GSC x 新学術領域感染コンピ 研究交流会

 2014年7月12日に感染研 GSC x 新学術領域感染コンピ 研究交流会が国立感染症研究所 戸山庁舎にて開催されました。本研究会では若手研究者・学生同士の交流を目的とした感染研Green Scientist Club (GSC)と新学術領域の若手研究者・学生の総勢60名以上の方達にご参加いただき技術交流を行いました。50年に1度の勢力と言われた台風の影響も無く、予想外の暑さの中、汗をかくほどの活発な議論と交流を行いました。招待講演では東京大学 大戸梅治先生、千葉大学 米山光俊先生、京都大学 小柳義夫先生よりscientificな内容に加え、自身の研究経験についてご講演いただきました。中でも小柳先生の「研究者は白黒つけすぎるとうつ病になる」という言葉は人によって解釈の仕方は異なるかと思いますが、感慨深いお言葉でした。ポスター発表では15研究室から29演題の発表があり、「実験技術などを中心とした研究発表」をテーマとし、ウイルスを含めた様々な分野の実験技術交流を行う事が出来ました。このような研究領域を超えた技術・人脈の交流を継続することで次世代の新たな研究領域の創生へと繋がるのではと感じました。
 研究交流会終了後に「講演・ポスター発表共にレベルが高く一日で終わらせるにはもったいない」というお言葉を多くいただき、会の運営メンバーの一人として大変嬉しく思いました。しかし、全体的に学生の元気が少し足らなかった印象を受けたのも事実です。次回は先輩研究者の方々を困らせる程の情熱をもつ若手研究者の会を目指したいと思います。研究に対して強い情熱をお持ちの方、そんな若手を相手にしてやろうというシニア研究者の方のご参加をお待ちしております!

国立感染症研究所ウイルス第二部
岩本将士

(*) 綺麗な写真が撮れませんでした。 演者の先生方ごめんなさい。 m(_ _)m