筑波大学大学院 人間総合科学学術院 フロンティア医科学学位プログラム

 研究内容

ウイルス様中空粒子(VLP)を用いた新規ワクチンの開発

   

 VLPはウイルスと外見上よく似た構造を保持していますが、空洞でウイルスゲノムを持たないため細胞内で増殖しません。一方、ウイルスと同じキャプシドタンパク質から構成されているため同一の抗原性を保持しています。従って安全性を確保しながら免疫を強く誘導することができるため、VLPを利用したワクチンは次世代のワクチンとして期待されています。VLPは大腸菌のみならず、植物の葉緑体でも安価に作製できます。当研究室では植物由来のVLPワクチンや、VLPに高分子抗原をデコレーションし免疫を強く誘導する新規ワクチン作製を目指した研究をしています。
 また、当研究室では大腸菌で作成したVLPの立体構造の解析や解体・再構成、機能性を保持について分子生物学的手法でアプローチで研究しています。


経口(食べる)ワクチンの開発



 当研究室では植物や大腸菌で作成したタンパク質を養殖魚や家畜などに経口投与をすることで免疫を与える「食べるワクチン」の研究を行っています。タバコやレタスなどの植物で大量にタンパク質を作製することで、安価なワクチン生産を行うことを可能にします。養殖魚の餌に混ぜたり、家畜にそのまま与えるなどの経口投与によりワクチン接種を行うことで、現在一般的なワクチンの接種の方法である注射などに比べ労働的にも技術的にも大幅に省力化をすることができます。
(茨城大学中平洋一先生との共同研究)

information

筑波大学医学医療系環境微生物学竹内研究室

〒305-8575
茨城県つくば市天王台1-1-1 筑波大学医学医療系棟270
TEL.029-853-3472