筑波大学は、豊かになった我が国の新構想大学として40年前に誕生しました。同時に、その前身校は、若い明治政府が国造りの基礎として全国に学校をつくることを決め、そのための教員を養成する学校として明治5年に創立した師範学校であり、師範学校は、おそらく我が国政府がつくった最初の高等教育機関であることはあまり認識されていないかもしれません。師範学校は、その後もスポーツの奨励、留学生の受入れなど我が国の高等教育機関の発展と個性化推進のフロントランナーとして、常に我が国の教育改革を先導してきました。
筑波大学大学院医学系専攻は、この最も長い伝統をもちながら最も新しい大学であり続けてきた歴史を引き継ぎ、国際通用性の高い組織的な教育課程の構築に取り組んできました。大学院授業の英語化や2005年以来実施している海外武者修行型学修を中心として、世界で活躍できる人材が育成される場の形成に取り組んでいます。
大学院博士課程は、自立して研究を推進できる能力とそれを支える豊かな学識を養うことを目的としています。ここでは、学生諸君が主役です。世界を先導する強い意欲と確固たる専門力をもって皆さんが大学院を巣立つことができる日をめざして、私達教職員も共に武者修行を続けたいと思います。