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| 免疫システムは病原微生物や癌、異物などの非自己に対する生体防御機構である。一方でその破綻は自己免疫病、アレルギーといった今日的な難治疾患の本質的病因ともなっている。免疫システムはきわめて精緻に統合された高次生命統御機構であるが,我々はその基本原理をまだ充分に理解していない。 本研究室では自然免疫システムの作動に関与する重要ないくつかの細胞膜受容体分子を世界に先駆けて発見した。DNAM-1(CD226) はT、NK 細胞の活性化に関与する分子であり、そのリガンドがポリオウイルスレセプターとそのファミリー分子であることも明らかにした。また免疫グロブリン(抗体)受容体の中で、長らく謎とされてきたIgMとIgAの受容体を発見した。さらに最近、顆粒球系細胞の活性化と自己寛容の制御に関与するMAIR分子群も発見した。これらの免疫系受容体を分子、細胞、さらに個体レベルで解析することによって、免疫システムの基本原理の一端を明らかにし、免疫制御法の開発の基盤を築くことを目指している。 |
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