シラバス Syllabus 生命システム医学専攻
科目名・科目番号
Subjects・Course Number
02EW411 /  システム統御医学特論I  02EW413  / システム統御医学演習I 02EW415  / システム統御医学実験実習I
02EW412 / システム統御医学特論I  02EW414  / システム統御医学演習II 02EW416 / システム統御医学実験実習II
研究分野
Laboratories
腎・血管病理学 腎・血管病理学 腎・血管病理学
使用言語
Language used (Japanese,  English,  Bilingual)
英語 英語 英語
他研究室学生の受け入れの可否(〇×)
Availability for Students from Other Lab.
○可 ○可 応談
他研究室学生の参加に関する問い合わせ先
Contact Information for Students from Other  Lab.
長田 道夫: nagatam at画像 長田 道夫: nagatam at画像 長田 道夫: nagatam at画像
授業形態
Course Type
講義、討論 演習 実験・実習
標準履修年次
Year
 1・2年次  1・2年次  1・2年次
実施学期・曜時限等
Semester,Day and Period
特論Ⅰ春学期 / 特論Ⅱ秋学期 演習Ⅰ春学期 / 演習Ⅱ秋学期 実験実習Ⅰ春学期 / 実験実習Ⅱ秋学期
開講場所
Room Number
     
単位数
Credit
Ⅰ:2単位、Ⅱ:2単位 Ⅰ:2単位、Ⅱ:2単位 Ⅰ:2単位、Ⅱ:2単位
担当教員名・オフィスアワー等 (事前にメールで連絡すること) (事前にメールで連絡すること) (事前にメールで連絡すること)
Faculty Members and E-mail  長田 道夫: nagatam at画像 長田 道夫: nagatam at画像 長田 道夫: nagatam at画像
川西 邦夫: kukawanishi at画像 川西 邦夫: kukawanishi at画像 川西 邦夫: kukawanishi at画像
授業概要
Course Overview
動脈硬化や慢性腎臓病の発症進展機構について、人体標本および遺伝子改変動物等を用い、分子病理学的に解析し、個体レベルでその機構を理解する。基礎研究者として、自立して実験研究を企画・実施・評価できる能力を修得する。
先端の研究論文を抄読し、動脈硬化や慢性腎臓病の発症進展機構、透析腎がんの研究の最前線について、基礎知識を身に着ける。そのうえで、独創的で学術的価値の高い研究の規格を立て、必要な方法論を演習する。

動脈硬化や慢性腎臓病の発症進展機構、透析腎がんの研究に必要な実験の原理を理解するとともに、プロトコールを作成しこれを実施する。再現性の高い安定的な結果を得られるべく、実験結果を評価し、工夫する能力を獲得する。
授業の到達目標(学修成果)
Course Objectives (Learning Outcomes)
←SBO(Specific Behavior Objectives
1. 腎臓と血管に関する病態の多様性および生命維持に関わる意義について説明できる。 
2. 腎臓と血管の病理組織学に興味を持ち、組織像と病態を説明できる。 
3. 自らの研究テーマについての学説の変遷と、最新の知見について科学的に説明し、自分の研究の意義と国際的な位置づけができる。 
4. 研究に必要な方法論の修得のため、論文を理解し理論的に実験を進めることができる。 
5. 自らの研究の進捗状況について、正確に評価し問題点と解決策を具体的に説明できる。 
6. 他の学生の研究内容を理解し、これを正しく評価できる。 
7. 動物実験に関する生命倫理を身につけ、適切な実験を企画し推進することができる。 
8. 研究論文の構築を理解し、自らの研究内容を科学的な論文にすることができる。  
1. 最先端の原著論文の中から、読むべき論文を選ぶことができる。
2. 選んだ論文を読んで理解し、定められた時間内にその概要を他の学生に説明し、質問に答えることができる。
3. 他の学生が選んだ論文を事前に読み説明を聞いて理解できる。
4. 当該研究の意義や新しい実験手法の自身の実験への適応について討論することができる。
1. 基本的な病理所見の読み方と、臓器の機能との関連について理解する。
2. 薄切標本を作製することができる。
3. 免疫染色を正しく行い、結果を評価することができる。
4. 組織から蛋白質や遺伝子を検出、定量評価することができる。
5. 遺伝子組換え実験の実施に必要な法的知識と分子生物学的知識をもち、遺伝子変異動物の飼育や実験に際しての適切な処理を行うことができる。                            
キーワード
Keyword
腎臓、糸球体、ポドサイト、動脈硬化、腎不全、透析腎がん 腎臓、糸球体、ポドサイト、動脈硬化、腎不全、透析腎がん 腎臓、糸球体、ポドサイト、動脈硬化、腎不全、透析腎がん
授業計画
Course Schedule

第1回(月日、時限)担当教員名 講義内容など
1. 病理学総論  
2. 腎臓の機能と病変
3. 分子病理学概論
4. 腎血管病理学の最先端
5. 動脈硬化の病態と病理
6. 腎不全の病態と病理
7. 透析腎癌の病理と発がんメカニズムの最先端
1. 論文の読み方とdiscussion
2. 科学的なプレゼンテーションの方法
3. 実験手技の論理的背景と応用法
1. 病理組織所見の読み方
2. 薄切標本作製法とその結果の評価
3. 免疫染色の実際と評価
4. 組織からの蛋白質や遺伝子の抽出法と定量評価
5. 遺伝子組換え実験の実施に必要な法的知識と分子生物学的知識をもち、遺伝子変異動物の飼育や実験に際しての適切な処理を行うことができる
履修条件
Course prerequisite
なし なし なし
成績評価方法
Grading Criteria
行動目標の達成度を平常点(発表内容、討論内容)で評価する。
・行動目標の 1~3 を指導に従って大旨できれば合格(C 以上)と判断する。
・行動目標の 1~3 を指導に従って大旨でき、積極的に 4 を行っていると判断されれば B 以上と判定する。1~3 については発表と討論の概要を A4, 1枚にまとめて提出させ、理解度を判定する。
・行動目標の 1~4 と7について自立してでき優れていると判断され、指導に従って5 と 6 を大旨できると判断されれば A と判定する。 8が達成できればA+とする。
行動目標の達成度を平常点(発表内容、討論内容)で評価する。
・行動目標の1と2について平常点(発表内容、討論内容)で評価し、大旨できていれば合格(C 以上)と判定する。
・行動目標の1と2について大旨できていると判断され、3について積極的に行っていると判断されれば B 以上と判定する。
・紹介された論文の内容と討論についてのまとめ(A4、1枚)を、3回以上提出させ、優れた理解度を示すものをAとする。さらに4について優れていると判断されればA+と判定する。 
安定で信頼性の高い実験を行う技能の平常点(実験結果)による評価(50 %)。
実験ノートのまとめ方、実験結果の理解度、次の実験計画の作成能力に関する口頭試問による評価(50%) 。 
学修時間の割り当て及び授業外における学修方法
Learning method
講義100% 演習(セミナー) 100% 実験・実習 100%
教材・参考文献
Textbook
教科書:『Robbins and Cotran Pathologic Basis of Disease』 10th Edition, Chapter 7, Neoplasia. Kumar, Abbas, Aster ed., Elsevier Saunders, 2018. 課題となる原著論文を PDF ファイルとして受講者に配信する。  特に指定しないが実験プロトコールなどは教員が提供する。
単位取得要件
Requirement to earn credit
単位取得要件:80%以上の出席
他研究室の授業への5時間以上の出席
単位取得要件:80%以上の出席
他研究室の授業への5時間以上の出席
単位取得要件:SBOが概ね達成されていること。実験ノートの提出。
その他(受講上の注意点等)
Notes
     
他の授業科目との関連
Relation to Other Courses
システム統御医学演習I / システム統御医学演習II
システム統御医学実験実習I / システム統御医学実験実習II
システム統御医学特論I / システム統御医学特論II
システム統御医学実験実習I / システム統御医学実験実習II
システム統御医学特論I / システム統御医学特論II
システム統御医学演習I / システム統御医学演習II

 

「@」は画像です。 "@" is an image file.