シラバス Syllabus 医学学位プログラム
科目名・科目番号
Subjects・Course Number
臨床外科学特論I / 0BTNE61 臨床外科学演習I / 0BTNE65  臨床外科学実験実習I / 0BTNE69
臨床外科学特論II/ 0BTNE63 臨床外科学演習II/ 0BTNE67 臨床外科学I実験実習II/ 0BTNE6B
研究分野
Laboratories
婦人周産期医学 婦人周産期医学 婦人周産期医学
使用言語
Language used (Japanese,  English,  Bilingual)
Bilingual Bilingual Bilingual
他研究室学生の受け入れの可否(〇×)
Availability for Students from Other Lab.
x x x
他研究室学生の参加に関する問い合わせ先
Contact Information for Students from Other  Lab.
     
授業形態
Course Type
講義 演習 実験・実習
標準履修年次
Year
 1・2年次  1・2年次  1・2年次
実施学期・曜時限等
Semester,Day and Period
Ⅰ春学期、Ⅱ秋学期 Ⅰ春学期、Ⅱ秋学期 Ⅰ春学期、Ⅱ秋学期
開講場所
Room Number
けやき棟5棟カンファランス 医学学系棟263実験室 医学学系棟262実験室、263実験室、244培養室
単位数
Credit
Ⅰ:2単位、Ⅱ:2単位 Ⅰ:2単位、Ⅱ:2単位 Ⅰ:2単位、Ⅱ:2単位
担当教員名・オフィスアワー等 (事前にメールで連絡すること) (事前にメールで連絡すること) (事前にメールで連絡すること)
Faculty Members and E-mail            佐藤 豊実, toyomi-s at画像 佐藤 豊実, toyomi-s at画像 佐藤 豊実, toyomi-s at画像
濱田 洋実, hhamada at画像 濱田 洋実, hhamada at画像 濱田 洋実, hhamada at画像
沖 明典, a-oki at画像 沖 明典, a-oki at画像 沖 明典, a-oki at画像
水口 剛雄, minaguchit at画像 水口 剛雄, minaguchit at画像 水口 剛雄, minaguchit at画像
小畠 真奈, manobata at画像 小畠 真奈, manobata at画像 小畠 真奈, manobata at画像
川崎 彰子, akawasaki at画像 川崎 彰子, akawasaki at画像 川崎 彰子, akawasaki at画像
越智  寛幸, hochi at画像 越智  寛幸, hochi at画像 越智  寛幸, hochi at画像
中尾 砂理, s.nakao at画像 中尾 砂理, s.nakao at画像 中尾 砂理, s.nakao at画像
大原 玲奈, renaohara at画像 大原 玲奈, renaohara at画像 大原 玲奈, renaohara at画像
秋山 梓, aakiyama at画像 秋山 梓, aakiyama at画像 秋山 梓, aakiyama at画像
志鎌 あゆみ, ashikama at画像 志鎌 あゆみ, ashikama at画像 志鎌 あゆみ, ashikama at画像
阿部 春奈, abeharuna at画像 阿部 春奈, abeharuna at画像 阿部 春奈, abeharuna at画像
授業概要
Course Overview
婦人科腫瘍学、周産期医学、生殖内分泌学、女性医学に関する研究について、分子細胞生物学的実験、動物実験、病理組織学的解析などを組み合わせた研究成果を題材とした討論を通じて、この分野を専門研究者として、自立して実験研究を企画・実施・評価できる能力を育成する。 英文原著論文の抄読を行い、婦人科腫瘍学では主に婦人科がんの発生と進展、その疫学因子、診断や治療に関する、基礎的・臨床的な内容について、周産期医学では出生前診断から、周産期管理、各種周産期疾患や遺伝性疾患についての周産期管理などの内容について、生殖内分泌学では、生殖医療における診断・治療について、女性医学では女性のライフステージに応じた健康増進のための診断・治療について、一流の研究の内容と水準を理解し、世界の研究の動向を理解した上で、独創的で価値の高い研究プロジェクトを自力で企画できるようになる。産科婦人科専門医としての臨床能力だけではなく、婦人周産期に関する基礎的研究者として、世界の動向と水準を踏まえて、実験研究を企画・実施・評価できる能力を育成する。 1. 婦人周産期医学(婦人科腫瘍学、周産期医学、生殖内分泌学、女性医学)に関する研究に必要な実験の原理と方法について学ぶとともに、実験結果を科学的に評価できるようになる。
2. それらの実験を自らの研究課題の解明に適用できる。
学位プログラム・コンピテンスとの関係Competence
【汎用】知の創成力、コミュニケーション能力
【専門】研究課題設定力、先端研究遂行力、専門知識運用力、情報発信力
【汎用】知の創成力、コミュニケーション能力
【専門】研究課題設定力、先端研究遂行力、専門知識運用力、情報発信力
【汎用】知の創成力
【専門】先端研究遂行力、専門知識運用力
授業の到達目標(学修成果)
SBO(Specific Behavior Objectives
1. 自らの実験研究の目的、方法、実験結果とその意義、今後行うべき研究について発表できる。
2. 自らの実験研究の、当該領域の世界の研究における位置と独創性について説明できる。
3. 自らの発表内容に対する質問とコメントを理解し、討論の内容を以後の研究の質の向上に反映できる。
4. 他の学生の発表内容を理解し、その意義と欠点を理解し、その向上のためになる質問や討論をする。
5. 組換えDNA実験に関する法律と研究方法を理解し、適切な遺伝子組換え実験を企画・申請・実施できる。
6. 動物実験に関する規則と生命倫理学的問題点を踏まえ、適切な動物実験を企画・申請・実施できる。
7. がん並びに良性病変を組織ならびに個体レベルで理解し、病変の組織構築、宿主の防御反応について概略を説明できる。
1. 最新の婦人周産期分野に関係する主要科学雑誌のReview・原著論文の中から、読むべき論文をWeb検索により選ぶことができる。
2. 研究テーマについて適切なReview論文を読んで理解し、定められた時間内にその概要やtopicsを他の学生に説明し、今後研究が進むべき方向性を示すことができる。
3. 他の学生が選んだ論文を事前に読み説明を聞いて理解し、疑問点や当該研究の意義について討論することができる。
4. 個々の原著論文の歴史的意義、産婦人科臨床や基礎研究の中における位置づけを説明することができる。
5.論文の内容を理解したうえで、臨床にfeedbackできる項目を抽出して臨床応用することができる。
1. 細胞培養法の基本手技を理解し、細胞の凍結保存、解凍、観察、継代操作を行うことができる。
2. 遺伝子解析の基本手技を理解し、多細胞から一細胞レベルまでのDNA、RNAの抽出と、PCR、RT-PCR等の手法を行うことができる。
3. 蛋白解析の基本手技を理解し、蛋白の抽出、ウェスタンブロッティング、免疫組織染色等の手法を行うことができる。                                                                                       4. 婦人周産期医学領域における遺伝子・蛋白解析を中心とした各種実験手法の各論について原理を理解し、その手技を行うことができる。
5. 実習で学んだ手技を応用して、自らの研究課題達成のために適切な実験計画を作成し、それを実行することができる。
キーワード
Keyword
     
授業計画
Course Schedule

第1回(月日、時限)担当教員名 講義内容など
婦人科腫瘍学、周産期医学、生殖医療、女性医学の研究テーマに関して
研究目的の設定、
方法の選択、
結果の意義、
次に行うべき実験の選択、
を可能にする学識と創造力・自立力を育成する研究発表と討論を行う。
個別の各論的議論をもとに、常に総論的知識の確認を行う。
抄読する論文の選び方:臨床研究もしくは基礎医学研究のテーマに沿った問題点の抽出
優れた科学論文の背景にある研究テーマの歴史と論文の独創性
科学論文の構成
実験結果の読み方
科学論文の論理展開とまとまり
論文以後の研究の展開についての考察
1. 細胞培養の基本手技実習(1): 培養細胞の観察法を学ぶ
2. 細胞培養の基本手技実習(2):培養細胞の継代操作法を学ぶ
3. 細胞培養の基本手技実習(3):培養細胞の凍結保存法と解凍法を学ぶ
4. DNA抽出実習:培養細胞からのDNA抽出を行う
5. RNA抽出実習:組織サンプルからのRNA抽出を行う
6. 遺伝子解析法実習(1):PCRの実際の手法について学ぶ
7. 遺伝子解析法実習(2):RT-PCRの実際の手法について学ぶ
8. 蛋白抽出実習:培養細胞からの蛋白抽出を行う                               9. 蛋白解析法実習(1) ウェスタンブロッティングの実際の手法について学ぶ
10. 蛋白解析法実習(2) (つづき)
11. 蛋白解析法実習(3) 免疫組織染色法の実際の手法について学ぶ                    12. 蛋白解析法実習(4) (つづき)                        13.以降は、各学生の研究課題に沿って必要と思われる実験手技を教官が個別に指導しながら実習を行う。
履修条件
Course Prerequisites
     
成績評価方法
Grading Phylosophy
行動目標の達成度を平常点(発表内容、討論内容)で評価する。
行動目標の1と2を指導に従って大旨できればC以上と判断する。
行動目標の1~3を指導に従って大旨でき、積極的に4を行っていると判断されればB以上と判定する。1~3については発表と討論の概要をA4, 1枚にまとめて提出させ、理解度を判定する。
行動目標の1~4について優れていると判断され、5~7を指導に従って大旨できると判断されればAと判定する。 
行動目標の1と2について平常点として評価し大旨できていればC以上と判定する。
行動目標の1と2について平常点として評価し大旨できていると判断され、3について積極的に行っていると判断されればB以上と判定する。
自分で重要と考えた論文の要約を、2回以上筑波大学産科婦人科教室研究発表会で発表し、理解度を評価した上で優れていると判断されればAと判定する。 
実験手技の理解度・習熟度と実験結果の理解度(70%)、および自らの研究課題への応用能力と新たな実験計画の作成能力(30%)を口頭試問によって評価する。
学習時間の割り当て及び授業外における学習方法
Learning method
講義100%
授業外における学習方法:自らの実験研究の立案、方法の選択、結果の解釈を行い、教員や学生同士での討論を常に行い、自らの創造力、自立力を向上させる。
演習(セミナー) 100%
授業外における学習方法:専門分野別に附属病院内で臨床研修や実験室での基礎研究を行い、研究テーマに沿った原著論文を事前に選択して読み、疑問点を抽出しておく。
実験・実習 100%
授業外における学習方法: 1. 学習した実験手技を繰り返し行い、安定で信頼性の高い技術を修得する。               2. 当該実験に関する英文文献を読み、理解する。 
教材・参考文献
Textbook
1. DiSaia PJ, Creasman WT ed.: Clinical Gynecologic Oncology, 9th Edition, Elsevier Saunders, 2017.
2. Hoffman B et al. ed.: Williams Obstetrics, 25th Edition, McGraw-Hill, 2018.
1. DiSaia PJ, Creasman WT ed.: Clinical Gynecologic Oncology, 9th Edition, Elsevier Saunders, 2017.
2. Hoffman B et al. ed.: Williams Obstetrics, 25th Edition, McGraw-Hill, 2018.
教科書および参考書は実習の際に指示する。
単位取得要件
Requirement to earn credit
単位取得要件:80%以上の出席
他研究室の授業への5時間以上の出席
単位取得要件:80%以上の出席
他研究室の授業への5時間以上の出席
単位取得要件:SBOが概ね達成されていること。実験ノートの提出。
その他(受講上の注意点等)
Notes
婦人周産期医学演習・婦人周産期医学実験演習とセットで受講することが望ましい。わからないことは、その場で質問し解決すること。徹底的に科学的、論理的、厳密な議論を行うこと。 わからないことは、その場で質問し解決すること。徹底的に科学的、論理的、厳密な議論を行うこと。 原則として婦人周産期医学専攻学生のみの履修を受け付ける。履修希望者は筆頭教員に連絡し、事前に許可を得ること。1年次の履修が望ましい。
他の授業科目との関連 臨床外科学演習I, II
臨床外科学実験実習I, II
臨床外科学特論I, II
臨床外科学実験実習I, II
臨床外科学特論I ,II
臨床外科学演習I, II
ティーチングフェロー(TF)・ティーチングアシスタント(TA) 特に定めない 特に定めない 特に定めない

 

「@」は画像です。 "@" is an image file.