シラバス Syllabus 医学学位プログラム
科目名・科目番号
Subjects・Course Number
臨床内科学特論I / 0BTNE71 臨床内科学演習I / 0BTNE75 臨床内科学実験実習I /0BTNE79
臨床内科学特論III/ 0BTNE73 臨床内科学演習II/ 0BTNE77 臨床内科学実験実習II/ 0BTNE7B
研究分野
Laboratories
腎臓内科学 腎臓内科学 腎臓内科学
使用言語
Language used (Japanese,  English,  Bilingual)
バイリンガル バイリンガル バイリンガル
他研究室学生の受け入れの可否(〇×)
Availability for students from other lab.
× × ×
他研究室学生の問い合わせ先
Contact Information for Students from Other  Lab.
3200または3202    
授業形態
Course Type
講義、討論 演習 実験・実習
標準履修年次
Year
 1・2年次  1・2年次  1・2年次
実施学期・曜時限等
Semester,Day and Period
特論Ⅰ春学期 / 特論Ⅱ秋学期 演習Ⅰ春学期 / 演習Ⅱ秋学期 実験実習Ⅰ春学期 / 実験実習Ⅱ秋学期
開講場所
Room Number
セミナー室、他 セミナー室、他 セミナー室、他
単位数
Credit
Ⅰ:2単位、Ⅱ:2単位 Ⅰ:2単位、Ⅱ:2単位 Ⅰ:2単位、Ⅱ:2単位
担当教員名・オフィスアワー等 (事前にメールで連絡すること) (事前にメールで連絡すること) (事前にメールで連絡すること)
Faculty Members and E-mail      山縣 邦弘, k-yamaga at画像 山縣 邦弘, k-yamaga at画像 山縣 邦弘, k-yamaga at画像
  臼井 丈一, j-usui at画像 臼井 丈一, j-usui at画像
  齋藤 知栄, chie.saito at画像 齋藤 知栄, chie.saito at画像
  甲斐 平康, hirayasu.kai at画像 甲斐 平康, hirayasu.kai at画像
  金子 修三, sz-kaneko at画像 金子 修三, sz-kaneko at画像
  森戸 直記, morito at画像 森戸 直記, morito at画像
授業概要
Course overview
免疫組織学、生理学、分子生物学、疫学など様々な手法を組み合わせ、腎臓の機能および病態、さらには腎疾患の診断、治療法、予防法について自立して実験研究を企画・実施・評価できる能力を育成する。これにより最先端の臨床医学研究をリードできるPhysician Scientistの育成を目指す。

腎臓病学に関する最新の原著論文を抄読し、研究目的、方法、結果について理解し、当該研究の意義、問題点、残された課題について討論する。 腎臓病の病態、原因、治療に関する病理学、免疫学、生化学、生理学、分子生物学的なアプローチの方法や疫学研究の基礎、臨床研究の方法について理解する。さらにそれらの具体的な方法論を理解した上で、テーマを設定し、実験・研究を行う。
学位プログラム・コンピテンスとの関係Competence
(学位P共通)
【汎用】知の創成力、コミュニケーション能力
【専門】研究課題設定力、先端研究遂行力、専門知識運用力、情報発信力
【汎用】知の創成力、コミュニケーション能力
【専門】研究課題設定力、先端研究遂行力、専門知識運用力、情報発信力
【汎用】知の創成力
【専門】先端研究遂行力、専門知識運用力
授業の到達目標(学修成果)
Course Objectives (Learning Outcomes)
←SBO(Specific Behavior Objectives
 1. 自らの実験研究の目的、方法、結果とその意義、今後行うべき研究について発表できる。
2. 自らの実験研究の、世界における位置づけと独創性について説明できる。
3. 自らの発表内容に対する質問とコメントを理解し、討論の内容を以後の研究の質の向上に反映できる。
4. 他の学生の発表内容を理解し、その意義と欠点を理解し、その向上のためになる質問や討論をする。
5. 腎臓の機能・腎臓病の病態について組織、細胞、分子レベルで理解し、その概略を説明できる。
6.各自のテーマに合わせた研究手法およびその関連法規について理解するとともに、適切な実験を企画・申請・実施できる。
 1. 主要科学雑誌やon lineの検索システムを用い、最新の原著論文の中から、読むべき論文を選ぶことができる。
2. 選んだ論文を読んで理解し、定められた時間内にその概要を他の学生に説明することができる。
3. 他の学生が選んだ論文を事前に読み説明を聞いて理解し、疑問点や当該研究の意義について討論することができる。
4. 個々の原著論文の歴史的意義、教科書的全体像の中における位置づけを説明することができる。
1. 細胞培養法の基本手技を理解し、細胞の保存、解凍、観察、継代操作を行うことができる。
2. 細胞の増殖に対する促進作用や抑制作用を定量的に評価することができる。
3. 培養細胞または組織における特定の分子の発現分布を蛍光抗体法により検出し、写真撮影を行うことができる。
4. 組織を固定、脱水、包埋し薄切標本を作製することができる。
5. 組織中の特定の分子の発現分布を酵素抗体法により検出し写真撮影を行い、抗原賦活化法の選択、染色条件の至適化、特異性の検討を行うことができる。
6. 組換えDNA実験の実施に必要な法的知識と分子生物学的知識をもち、目的に応じて必要な組替えDNA体を作製することができる。
7.臨床データ、実験データを統計学的に解析し、正確な解釈が実施できる。
キーワード
Keyword
nephrology, immunology, epidemiology, glomerulonephritis, CKD, AKI, Nephrotic syndrome, diabetic nephropathy, hypertension, atherosclerosis nephrology, immunology, epidemiology, glomerulonephritis, CKD, AKI, Nephrotic syndrome, diabetic nephropathy, hypertension, atherosclerosis nephrology, immunology, epidemiology, glomerulonephritis, CKD, AKI, Nephrotic syndrome, diabetic nephropathy, hypertension, atherosclerosis
授業計画
Course Schedule

第1回(月日、時限)担当教員名 講義内容など
研究内容の発表と討論を行う。第1回は5月20日午前11時~)担当:山縣邦弘:  研究内容の確認と進捗状況を討論。 研究実施における課題の抽出と研究手法の習得について検討、討論する。
抄読する論文の選び方:優れた科学論文の歴史性と独創性
科学論文の構成
実験結果の読み方
科学論文の論理展開とまとまり
1. 細胞培養の基本手技。
2. 細胞増殖アッセイ。血算盤の使い方、増殖曲線、BrdU取り込みアッセイ。
3. 免疫蛍光抗体法による培養細胞の染色。
4. 組織の固定、脱水、包埋と薄切。
5. 免疫組織化学(蛍光抗体法、酵素抗体法)による組織染色、抗原賦活化法の選択、染色条件の至適化、特異性の検討。
6.各種統計解析方法、手法を理解する。
履修条件
Course prerequisite
腎臓病態医学演習とセットで受講すること。 腎臓病態医学特論とセットで受講すること。 腎臓病態医学演習特論、演習とセットで受講すること。
成績評価方法
Grading Criteria
行動目標の達成度を平常点(発表内容、討論内容)で評価する。
行動目標の1と2を指導に従って大旨できればC以上と判断する。
行動目標の1~3を指導に従って大旨でき、積極的に4を行っていると判断されればB以上と判定する。1~3については発表と討論の概要をA4, 1枚にまとめて提出させ、理解度を判定する。
行動目標の1~4について優れていると判断され、5~6を指導に従って大旨できると判断されればAと判定する。 
行動目標の1と2について平常点として評価し大旨できていればC以上と判定する。
行動目標の1と2について平常点として評価し大旨できていると判断され、3について積極的に行っていると判断されればB以上と判定する。
自分で重要と考えた論文の要約(A4, 1枚)を月に2回提出させ、理解度を実際に評価し、優れていると判断されればAと判定する。 
安定で信頼性の高い実験を行う技能による評価(50 %)
実験ノートのまとめ方、実験結果の理解度、次の実験計画の作成能力に関する口頭試問による評価(50%)
A+: 90 or more (top 10%)
A: 80-89
B: 70-79
C: 60-69
D: less than 60 (Failure)
学修時間の割り当て及び授業外における学修方法
Learning method
講義100%
授業会における学修方法:自らの実験研究の立案、方法の選択、結果の解釈を行い、教員や学生同士での討論を常に行い、自らの創造力、自立力を向上させる。
演習(セミナー) 100%
授業外における学習方法 :自分で重要と考えた論文を月に2報選び、要約と意見を記述して提出する。
実験・実習 100%
授業外における学習方法:学習した実験手技を繰り返し行い、安定で信頼性の高い技術を修得する。 
教材・参考文献
Textbook
Brenner and Rector’s The Kidney, 11th Edition, Elsevier, 2020
Heptinstall Pathology of the Kidney, 7th Edition, LWW, 2014
Brenner and Rector’s The Kidney, 11th Edition, Elsevier, 2020
Heptinstall Pathology of the Kidney, 7th Edition, LWW, 2014
Brenner and Rector’s The Kidney, 11th Edition, Elsevier, 2020
Heptinstall Pathology of the Kidney, 7th Edition, LWW, 2014
各実験の基本プロトコールを配布する。
単位取得要件
Requirement to earn credit
単位取得要件:80%以上の出席
他研究室の授業への出席を推奨
単位取得要件:80%以上の出席
他研究室の授業への出席を推奨
単位取得要件:80%以上の出席。SBOが概ね達成されていること。
その他(受講上の注意点等)
Notes
腎臓病態医学演習とセットで受講すること。
わからないことは、その場で質問し解決すること。
徹底的に科学的、論理的、厳密な議論を行うこと。
わからないことは、その場で質問し解決すること。
徹底的に科学的、論理的、厳密な議論を行うこと。
わからないことは、その場で質問し解決すること。
徹底的に科学的、論理的、厳密な議論を行うこと。
他の授業科目との関連
Relation to Other Courses
臨床内科学演習I, II
臨床内科学実験実習I, II
臨床内科学特論I, II
臨床内科学実験実習I, II
臨床内科学特論I, II
臨床内科学演習I, II
ティーチングフェロー(TF)・ティーチングアシスタント(TA) 特に定めない 特に定めない 特に定めない

 

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