筑波大学大学院 循環器内科

筑波大学大学院 循環器内科 〒305-8575つくば市天王台1-1-1 筑波大学医学系棟314 TEL 029-853-3143 FAX 029-853-3143

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循環器内科の紹介

特徴ある診療(診断・治療)

■虚血性心疾患

 最近の運動負荷装置、心血管造影装置、核医学装置を有し、高水準の診断能力を有します。治療では、循環器外科グループとの協力と連携のもと、経皮的冠動脈形成術(PCI)・ステント留置術・方向性冠動脈粥腫切除術(DCA)を行っており、当院の特徴でもありますが、多臓器の合併症を含む重症例に対しても豊富な治療経験を有しております。また、高度の石灰化病変等に対するレーザーアブレーション治療を高度先進医療として申請いたしました。さらに再発の予防のため、最新の学術情報に基づいた適切な薬物療法を検討、選択しております。長期管理における2次予防としても、適切な運動療法を積極的に導入しております。

■不整脈

 難治性あるいは難解な不整脈に対して、124チャンネル心内電位解析装置、心内腔エコー装置、磁気立体マッピング装置(electroanatomical mapping system)などの先進的な解析装置を用いて診断と治療を行っています。不整脈の治療にあたっては、茨城県における治療センターとして400例以上の種々症例に対して薬物療法(治験薬も含む)および非薬物療法(カテーテル・アブレーション、ペースメーカー治療、植込み型除細動器)を各症例で選択し、最良の治療を行っています。特に難治性不整脈である基礎心疾患を有する致死性心室性不整脈のカテーテル・アブレーション、心房細動のカテーテル・アブレーションでは独自の治療法を確立し非常に良好な治療成績が得られております。

■心不全・心筋症・心筋炎

 近年、心不全・心筋症の基礎と臨床について長足の進歩がみられ、患者さんの予後やQOLを改善する治療法が明らかになりつつあります。心エコー、心臓核医学、心筋生検および負荷心エコーによる心筋の機能や代謝の評価を多角的に行い、適切に判断した上で、各患者さんの病態に応じてevidence-based medicineによるきめ細かい治療を行っています。循環器外科グループと連携し、重症心不全の患者さんに対する機械的補助循環法についても積極的に取り組んでいます。また心不全に対する最新の治療法である心室多点ペーシング法ではなく、世界的にも類をみない3点ペーシング法を多数の症例に導入し、極めて良好な成績を上げております。

■弁膜疾患

 超音波診断を中心とした患者さんの負担が少ない非侵襲的な診断・心機能評価を得意としています。このような特徴を生かして適切な治療方針の決定だけでなく経過観察中の病態変化も見逃さない弁膜疾患の総合的な管理を行っております。治療においても循環器外科と協力し経皮的僧帽弁裂開術(PTMC)、僧帽弁形成術など低侵襲で術後機能の優れた手法に重点を置いています。

■高血圧

 高血圧の専門診療を行っています。携帯型血圧測定計、超音波、プレチスモグラフ、CT、MRI、核医学などの最新の装置を用意し、高血圧の重症度評価、二次性高血圧の診断、臓器合併症の診断を行います。また、通常の高血圧はもちろん難治性高血圧に対する適切な治療を行います。最新の情報をもとに高血圧診療に対応しています。

■先天性心疾患・心疾患を有する妊婦

 治療法の進歩に伴い重症な先天性心疾患を有していても成人期に達する方が増加してきました。こうした方の多くは手術後で特殊な心形態と血行動態を有し、その診断と治療には特別の知識と経験が必要です。また、女性では妊娠・出産という新たな問題も生じて来ます。
 私どもは小児科、周産期科と協力して成人期先天性心疾患患者さんに対して診断・治療だけでなくその生活にも配慮した総合的な医療を提供しています。治療に関しても動脈管開存に対するカテーテル閉鎖術など最先端の治療法に積極的に取り組んでいます。

■動脈疾患

 歩くと足が痛む。休むとなおるのでまた歩き始める。これは下肢の血流が悪くなったときの症状の一つで、カテーテル治療により比較的簡単に治療できます。高齢化社会では、閉塞性動脈硬化症や動脈瘤などを超音波などで非侵襲的に診断して適切な治療方針を立てることが大切です。

■肺高血圧症、肺血栓塞栓症

 近年では心臓超音波検査などにより、肺高血圧を容易に定量評価できるようになりました。中でもa)原発性肺高血圧症、b)肺血栓塞栓症、c)先天性心疾患や心臓弁膜症にともなう2次性肺高血圧症は、いずれも適切な診断と治療が生命予後の改善に必須です。本院では、NO、エンドセリン受容体拮抗薬、プロスタグランディン持続点滴療法、抗凝固療法を組み合わせて治療し、良い成績をあげています。



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