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お知らせ

2020.04.02

渡部浩明先生が第45回日本心臓財団研究奨励賞を受賞

研究課題

急性心筋梗塞後の心血管合併症の予測におけるMDCT遅延造影の有用性の検証

この度第45回日本心臓財団研究奨励賞を受賞いたしました。
本研究は心筋梗塞に対する経皮的冠動脈形成術(PCI)後に得られるMDCTによる遅延造影を用いた研究です。
心筋梗塞の急性期に治療として行うPCI中に冠動脈に注入した造影剤を利用して、PCI終了直後に心電図同期下に非造影でMDCTを撮像することで遅延造影像が得られます。この遅延造影はMRIの遅延造影や病理学的な壊死組織の範囲と一致することが報告されています。また、MDCTの撮像時間は数分程度であり、安全かつ容易に検査を行うことができ、さらにPCI終了直後に遅延造影像を得ることができるため、MRIより早期に患者のリスク評価を行うことが可能であり、臨床的意義が高い検査法であると考えます。
本研究では、この手法を用いて得られたMDCTの遅延造影像が心筋梗塞後の急性期及び慢性期心血管合併症を予測しうるかを検証していきます。

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