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お知らせ

2020.06.08

心室期外収縮アブレーション時のカフェイン内服の効果に関する研究成果(長谷部秀幸先生)を『Europace』に発表

単形性心室期外収縮の頻発は、動悸や心機能低下をもたらすため、根治術であるカテーテルアブレーションが普及しています。アブレーション時に心室期外収縮頻度が低下すると、起源の特定が困難となり治療成績が低下してしまいます。カフェインは交感神経刺激作用や細胞内カルシウム増加作用があり催不整脈性を有すると言われています。今回の研究では心室期外収縮アブレーション時にカフェインを内服させ、これによる心室期外収縮の頻度及びイソプロテレノールに対する反応を対照群と比較しました(図1)。カフェイン内服群ではイソプロテレノールに対する反応が大きくなり、イソプロテレノールwashout phaseの心室期外収縮頻度増加が観察されました(図2)。これにより手技時間の短縮などが得られ、臨床的な有用性も示されました。

Oral caffeine intake amplifies the effect of isoproterenol in patients with frequent premature ventricular contractions
Hasebe H, Yoshida K, Furuyashiki Y, Nogami A, Ieda M
PMID: 32500131 Europace, doi.org/10.1093/europace/euaa069

図1

図2

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