受賞論文

Upgrade of cardiac resynchronization therapy by utilizing additional His-bundle pacing in patients with inotrope-dependent end-stage heart failure: a case series

Baba M, Yoshida K, Hanaki Y, Yamamoto M, Shinoda Y, Takeyasu N, Nogami A

https://academic.oup.com/ehjcr/pages/case-of-the-year

European Heart Journal - Case Reports, Volume 4, Issue 6, December 2020, Pages 1–9, https://doi.org/10.1093/ehjcr/ytaa303

詳細

末期心不全患者では刺激伝導系障害も進行し、心臓再同期療法(CRT)が不応となることがあります。今回、CRT不応となりカテコラミン依存となった症例でペーシング部位を右室心尖部から刺激伝導系付近の右室基部に変え、左室リードと両室ペーシングを行ったことで再同期が得られ心不全状態が改善した2症例をまとめて報告しました。
2症例の特徴として右心不全が主体であり、このような症例では右室ペーシングの至適部位を再検討することでCRT効果が得られるかもしれないと考えています。