日　時

2023年9月2日

受　賞

第269回日本循環器学会関東甲信越地方会　Student Award最優秀賞

受賞者

筑波大学　医学類6年　田中絵理

詳　細

抗凝固療法中に血栓塞栓症を発症する例は、血栓塞栓症を再発するリスクが高いと考えられています。左心耳閉鎖術とその後の一般的な抗血栓療法では、十分な血栓症予防効果が得られず、実臨床においてしばしば問題となります。血栓塞栓症の高リスク例では、抗凝固療法に対する忍容性があれば、経皮的左心耳閉鎖術後に抗凝固療法を継続することも1つの治療選択肢と考えられ、本学会で報告しました。今後、知見の蓄積により、血栓塞栓症の高リスク例に対する至適治療が確立されることが期待されます。