心房細動の治療に用いられる第2世代Hotballoonは第１世代にはなかったバルーン表面温度の測定機能がありますがアブレーション自体は従来通り中心温度制御で行われるため、バルーンサイズや生体条件による不均一な表面温度が治療効果に影響を与える可能性があります。本動物実験では、表面温度制御下によるHotballoonアブレーションの急性期・慢性期の有効性、安全性を評価し、表面温度60℃での治療が安全性を損なうことなく有効な結果をもたらすことを示しました。本研究は2023年12月6日に国際科学雑誌『Europace』に発表されました。

Balloon surface temperature-controlled ablation using a second-generation radiofrequency HotBalloon: an in vivo feasibility study
Yasutoshi Shinoda, Hiro Yamasaki, Nobuyuki Murakoshi, Tsunesuke Kohno, Teiichi Yamane, Kazutaka Aonuma, Tomoko Ishizu
Europace.2023 Dec 6 ;25(12):euad340. doi:10.1093/europace/euad340.