冠動脈バイパス術

冠動脈
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心房細動となっている心臓は、心房と心室の規則正しい協調運動が損なわれて
いるため、心機能の低下とともにさまざまな悪影響がもたらされます。その大きな
ものの1つが血栓症です。正常洞調律では、血液は左心房から左心室へと送られ
ていく際、左心房が効率よく収縮して血液が滞ることなく流れていきます。しかし、
心房細動があると左心房の機能的な収縮がなくなるため血液が滞り、特に左心耳と
いうところに血栓を作りやすくなり、何らかの拍子にこの血栓が心臓から送り出される
と、動脈のどこかにつまって血栓症が引き起こされます。この閉塞した血管の部位に
より、末梢動脈塞栓、臓器虚血や脳梗塞といった時として致死的となる合併症が
引き起こされます。

心臓の手術をする際、合併する心房細動は、これまで放置されることが少なくありませんでしたが、当科では虚血性心疾患、弁膜疾患、胸部大動脈疾患や成人先天性心疾患の手術時に、積極的に外科治療を行う方針としています。

現在当科では、心房細動の外科治療として、2004年に日本でも使用が可能となった高周波双極デバイスによるPV Isolation (肺静脈隔離術)を第一選択としております。この手術単独では心房細動消失率が6〜7割程度と考えられていますが、体外循環を使用する症例ではかなり安全に且つ、さほど時間を要することなく行うことができます。

また、2006年2月からは、より根治的なMaze(メイズ)手術も開始致しました。当院では、Maze手術としてRadial(ラディアル)手術を行っております。

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正常の規則正しい洞調律では、個々の心房筋も心周期に合わせて規則正しく、
協調して収縮していますが、さまざまな原因により個々の心房筋が協調性を
失ってバラバラに収縮するようになることがあります。これが心房細動です。
心房細動では脈拍は不整となり、心拍出量の低下、脈の不整に伴う違和感、
不安感から日常生活における活動が制限されることもあります。

心房細動の治療としては主として以下の3つのものがあります。

  薬物療法

  カテーテルによる治療(カテーテルアブレーション)

  外科治療

    ・肺静脈隔離術: 心房細動改善率は6〜7割とされますが、比較的容易
      (PV Isolation)  に行うことができます。

    ・Maze手術   : より根治的な手術ですが、手術に要する時間等が増す
     (Radial)      ため、適応については十分な検討を要します。
               心房細動改善率は9割前後とされています。





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