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私は2008年1月から脳腫瘍のため、3ヶ月余りの入院生活を送り、退院後の今も通院しながら治療を続けています。
1月2日、パソコンの年賀状ソフトの操作が突然困難になりました。それから10日程の間に字が書けなくなり、テニスをしていても空振りしたり、拾ったボールをこぼしたりと次々に症状が現れてきました。かかりつけの医師に相談したところ、脳の病気を疑われ、紹介状を書いて頂き筑波大学附属病院脳神経外科を受診しました。
不安と戸惑いの中、柴田先生に診察していただき、すぐに入院しました。入院から約1週間はMRI、核医学検査、眼科検査などがあり、その結果、脳腫瘍と診断され、手術を受けることになりました。手術前にはその目的、方法、危険性、術後の方針など詳しく説明して頂きました。手術前の検査(血管造影、ナビゲーションの為のMRI)を経て本番の手術が行われました。
手術後、柴田先生から説明があり、追加の治療、すなわち放射線治療と抗ガン剤治療が必要なことを告げられました。
手術から約1週間後にはリハビリテーションが始まりました。ほとんど毎日のリハビリテーションが最初は辛かったのですが、先生たちの熱意により徐々に「俺は何としても治るのだ!」という気持ちを持てるようになってきました。さらに手術後20日位してから、放射線治療が始まりました。それはX線と陽子線の治療で併せて1ヶ月以上の日数を要するものでした。特に陽子線治療初日に見せて頂いた大規模な設備と装置には驚きを感じました。
手術から1ヵ月余り、経過は良好でしたが、再び言葉が出づらくなる等の症状が現れ、水頭症と診断されました。リハビリテーションも放射線治療も中断して、脳室・腹腔シャント術を受けました。その後は普通に会話が出来るようになり、リハビリテーションも再開、放射線の治療も継続されました。
その間2度の抗ガン剤投与を受けるなど、できる限りのことをして頂いたことを実感しました。
こうして退院して、今は定期的に検査や診察を受け、処方して頂いた抗ガン剤を飲みながら、週1回リハビリテーション治療をしています。家の近くの公園を散歩したり、家の中で今流行のゲームを楽しんでいます。ゆっくりですがパソコンを使って日記をつけて「読み、書き」の機能回復に努力をしています。最近はストックを使って歩く「ノルディック・ウォーク」も始めました。
入院した頃はとても今日のこの日を想像することができませんでした。最先端の治療を受けられたのは幸運なことだと思っております。
柴田先生をはじめ脳神経外科の先生方には言葉では言い尽くせないほどお世話になりました。また、放射線治療でお世話になった先生やスタッフの皆さん、リハビリテーションの先生方、看護師の皆さんに深く感謝しております。
(以上御本人様・奥様の承諾をいただいて掲載いたしました。)
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