ごあいさつ

増本先生
筑波大学小児外科
診療グループ長
増本 幸二

医学生の皆さんへ

 私が小児外科医を志したのは、「子供を助けると、その子の将来もずっと見すえられる」という点に魅力を感じたからでした。「小児科」との大きな違いは、問題がある部位を、手術を通して直接見られることです。小児科は例えて言えばブラックボックス的なところがあり、体内で何が起きているか具体的なことが直接的にはわからないまま薬剤を使用しなければならない時があります。しかし、小児外科の場合はその部位を見れば何が起きているかわかることが明快で、その点にもひかれました。

 小児外科が対象とする疾患には、治療法が確立されていても、発症原因がわからないものが多くあります。先天的な疾患についてはほとんどがそうです。この未知の領域を解明するという、アカデミックな面白さもあります。多くの医学生に小児外科に興味を持ってもらえれば嬉しく思います。

お子さまのお父さん・お母さんへ 初期臨床研修医の皆さんへ