小児科より
個人の希望によって総合医コースと専門医コースに分け、モデルプランを提示してあります。中核病院の研修は、総合医コースには1年間、専門医コースには2年間含まれています。
4年間の研修終了以後の就職先は以下の通りです。 総合医コース修了者には、筑波大学附属病院、茨城県立こども病院の総合医、筑波メディカルセンター病院および一般病院の小児科があります。 専門医コース修了者の就職先は、筑波大学附属病院および茨城県立こども病院の新生児科、血液・腫瘍科、循環器科、茨城県立医療大学小児科(神経・リハビリテーション専門)、筑波メディカルセンター病院小児科(喘息・アレルギー)などです。この他、筑波大学附属病院には「こころの診療部」(筑波大学心身障害学系・宮本信也教授担当)があります。
質問があればいつでもお尋ねください。 先生が筑波大学小児科グループに参加してくれるのを、大いに期待しています。
後期専門研修レジデント修了者 福島紘子
筑波大学附属病院での後期研修の特徴として、充実した研修と快適なレジデント生活への支援が上げられます。
第一に、茨城県の人口は全国的に見て決して少なくないですが、県内に大学病院は当院だけであり、希少疾患が集中し、多彩な疾患の経験が可能となり、より専門性の高い医療、専門分野内での幅広い診療を研修できます。一方、関連病院も県内外に充実しておりレジデント研修中に一般診療も充分に経験可能です。また伝統的に指導医のレジデントへの教育も熱心で、日常的にプレゼンテーション能力や論文検索能力などが培われ積極的な学会発表、論文作成が行われています。 また研修支援制度も充実しており、自分の興味によって研究費の申請が行え、本年度よりレジデントを含めた若手研究者の海外派遣支援制度が設立されました。私自身もこの制度を利用し、約3か月間トロント小児病院、フィラデルフィア小児病院へ短期留学しました。
また業務改善や研修生活への支援が盛んであることも特徴的です。レジデント代表者と臨床研修担当医師、看護部や薬剤部を含めた他業種とレジデント業務改善のため協議の場が設けられており、実際に業務改善が図られています。ほか、臨床研修センターが非常に充実しており、勤務環境改善、日常診療生活における細かな支援、心理サポートなどを行っており、快適なレジデント生活を送れるような工夫を日々行っています。
このように当院では自分の興味や積極性に応じてより充実した研修が選択可能であり、「一人前の医師」への成長をサポートする制度や部署が設けられています。
後期研修レジデント 竹内 秀輔
筑波大学附属病院小児科の後期研修ではまず大学病院研修を行った後、市中病院での一般小児科研修を行い、最後に自分の選択した専門分野を中心とした専門研修を行います。最初の大学病院では将来一般小児科医として希少疾患に遭遇した場合にも対応できるように、症候から適切な鑑別診断をたて、専門医へのコンサルテーションのタイミングや、プレゼンテーション技能、論文検索を念頭においた研修を行います。その中で小児科医としての一般常識を培うとともに、各カンファレンスでスタッフから最新の治療学の知見も吸収できます。新生児研修では重症管理だけでなく、一般的な新生児疾患から分娩立ち会い、蘇生、ご両親の説明まで小児科医として必要とされる診療能力を培うことができます。一般小児科研修では外来診療や乳児検診、予防接種を行いながら地域における小児科医としての役割を果たします。primary careや救急医療を上級医と相談をしながら、自分が中心となり患者さんをフォローアップしていくことで子供の成長を実感しながら長期的な視野をもって診療できるようになります。最後の専門研修では自分の選択する専門分野で診断治療計画の立案から外来でのフォローアップを各専門医の指導のもとで行うことができます。自分の将来設計にあわせて小児科医としての基礎を築くことができます。
病院講師 加藤 愛章
忙しい合間を縫って勉強していくのは大変ですが、大学のなかでは学問に打ち込める環境が整っています。たとえば、県を代表するような小児科の専門分野の先生に気軽に相談でき、すぐに臨床に活かせるのも、大学病院の研修ならではだと思います。残念なことに亡くなる子も多いのですが、子供をどう看取るかという点についても、一般の病院ではなかなか学べないことです。悲しいことや苦しいこともありますが、未来あるこども達がニコニコしていると、こっちまでうれしくなるので、がんばれるのかもしれません。
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