筑波大学附属病院

呼吸器外科|筑波大学付属病院

治療の実績

筑波大学病院呼吸器外科では、肺とその周辺の気管支・胸壁・縦隔におこる病気について、診断と外科手術を中心とした専門的な治療を行っています。なかでも、胸腔鏡を用いて身体への負担が少ない手術を積極的に行っており、入院期間を短くし、痛みが軽くなるよう配慮しています。

扱う病気の特徴から、外来の患者さんは他の病院からご紹介された患者さんがほとんどですが、紹介状がない方、あるいは胸部異常陰影の検査をご希望の方のご依頼も受けております。

手術件数

  2010年 2011年 2012年 2013年 2014年
肺悪性腫瘍 114 126 122 158 126
原発性肺がん 85 96 100 135 102
転移性肺腫瘍 29 27 22 23 24
炎症性肺疾患 4 4 3 6 6
気管腫瘍 3 0 0 0 2
悪性胸膜中皮腫 1 2 0 0 3
胸壁腫瘍 3 2 2 6 3
縦隔腫瘍 18 11 20 16 20
重症筋無力症(胸腺腫なし) 1 6 10 3 2
膿胸 9 5 10 4 8
気胸 32 30 24 35 31
嚢胞性肺疾患(気胸を除く) 2 0 0 0 0
胸壁変形 1 0 0 0 1
その他 27 31 20 21 22
合計 215 214 211 249 224

肺がん

肺に発生するがんですが、大きさと場所により症状は異なります。咳や血痰が出ることもありますが、かなり大きくなるまで症状が出ないこともあります。
胸部X線写真などで肺がんが疑われる場合、CTやPETなどの画像検査、気管支鏡での観察、病巣の組織診断から、肺がんの診断が行われます。種類や進行度により、手術・放射線・抗がん剤療法などを組み合わせて、各科の担当医が協力して治療にあたります。
当科での肺がんにおける治療実績は下記のとおりです。


【病理病期別生存曲線】
【5年生存率】
pStage IA 90.4%
  IB 69.7%
  IIA 70.2%
  IIB 65.5%
  IIIA 47.8%
  IIIB 0%
  IV 20.5%

縦隔腫瘍

縦隔とは、2つの肺の間の部分の総称です。縦隔腫瘍はこのスペースの中でも食道や気管支などの主要臓器以外から発生した腫瘍の総称です。そのため、症状も治療方法も多様です。
多くの場合は腫瘍が広がりはじめるまでは症状がなく、検診などで偶然発見されます。胸腺腫、胸腺がん、胚細胞腫瘍、膿疱、神経原性腫瘍などの分類があります。

気胸

肺がもろくなった部分が破裂し、空気が漏れてしまう病気です。漏れた空気は、肺の外側の胸腔にたまり、肺を一部または全部、つぶしてしまいます。自然気胸は、背が高く若い男性に多くみられます。 漏れた空気の量や肺のつぶれ方、もともとの肺機能により症状は異なりますが、鋭い胸の痛みや乾いた咳が突然起こることが多いです。治療として、チューブを挿入して空気を排出する方法、手術で原因を取り除く方法などがあります。

膿胸

胸膜が炎症を起こして、肺と胸壁の間に膿(うみ)がたまる病気です。細菌性肺炎や、胸部の手術のあとに起こることが特徴です。 抗生物質の全身投与と、チューブを挿入して膿を排出する必要が出てきます。重症の場合は手術が必要となります。

胸壁腫瘍

肋骨やそのまわりの筋肉などを胸壁と呼びます。この部分にできる腫瘍を胸壁腫瘍と呼びます。

悪性胸膜中皮腫

肺をつつむ胸膜にできる腫瘍です。多くの場合、アスベストへの曝露が原因だといわれています。被曝してから発症するまでの期間は、20~50年とされています。通常、片側の肺で生じることが多く、水がたまってくると、胸の痛みや咳、呼吸困難が現れます。

手掌多汗症

手のひらなどに過剰な発汗が起こり、日常生活が難しくなることもある病気です。手のひら・足のうら・脇の下・顔などに汗をかくことが多く、とくに手のひらの症状が重い人は日常生活に支障がでてきます。たとえば、書類などが汗でびしょびしょになったり、コップがもてなくなったりするなどです。この病気は、交感神経節を切除することで治ることがあるといわれ、希望する場合は胸腔鏡を用いて手術を行います。

診療時間

月・水・金:9:00-12:00 13:00-17:00
詳しくは「本科の受診案内」を御覧ください

お問い合わせ先

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