臨床研究
「関節リウマチにおけるシトルリン化タンパク質の関与と
自己免疫応答制御機構の解析」について

 膠原病リウマチアレルギー内科では、標題の臨床研究を実施しています。本研究に関する問い合わせ、または研究への参加を希望しない場合は、担当者までご連絡をお願いいたします。本研究の概要は以下の通りです。なお、本研究は筑波大学附属病院臨床研究倫理審査委員会の承認を得ております。
(研究期間:倫理委員会承認後〜2022年3月31日まで)

1.研究対象

 2000年4月〜2017年5月までの期間に、当院において関節リウマチ、またはその他の膠原病(全身性エリテマトーデス、シェーグレン症候群等)の診断を受けた方、または健常者の方。かつ、「筑波大学膠原病リウマチアレルギー内科における遺伝子解析研究」、「膠原病類縁疾患患者検体を用いた新規バイオマーカーおよび治療標的分子探索に関する研究」において当科で採血を行い、その血液検体の研究目的の使用(研究終了後も検体を保存し、将来の医学解析研究で使用することも含む)にご同意をいただいた方で、同意取得時の年齢が20歳以上の方。

2.研究の意義・目的・方法
 本研究は、関節リウマチの病態形成において、自己抗原となるシトルリン化タンパク質や、自己抗体となる抗シトルリン化タンパク質抗体の発現機構やその機能等を明らかにし、関節リウマチの病態解明やバイオマーカーとしての臨床応用につなげることを目的としています。本研究では、関節リウマチの患者さんの血液を用いて、血液中のシトルリン化タンパク質や抗シトルリン化タンパク質抗体の発現解析、臨床所見との相関解析等を行います。また、比較対象として、その他の膠原病(全身性エリテマトーデス、シェーグレン症候群等)の患者さん、また健常者の方の血液を用います。

3.研究機関名・研究者名
 筑波大学附属病院膠原病リウマチアレルギー内科
(筑波大学医学医療系内科(膠原病・リウマチ・アレルギー))

(教授)住田 孝之、(准教授)松本 功、(講師)坪井 洋人、
(クリニカルアシスタント)川口 星美、(クリニカルアシスタント)長田 侑

4.利用する試料・情報

 試料:これまでに採取された血液
 情報:診療録から入手可能な以下の情報
  患者基本情報(年齢、性別、人種)、疾患情報(罹病期間、合併症、臨床所見、
  治療内容、自己抗体)
  血液検査結果(肝機能、腎機能、電解質、炎症反応、補体、各種自己抗体)
  X線検査結果(関節、胸腹部)

5.保有する個人情報に関する利用目的

 これまでに得られた診療情報(年齢、性別、検査所見、診断等)、保存された検体(血液)を本研究の解析に使用します。全ての情報は匿名化され、個人を識別できる情報が外部に公開されることはありません。

6.保有する個人情報の開示手続き、研究への参加を希望しない場合の手続き

 情報の開示を希望する方、研究への参加を希望しない方は、下記の連絡先にお問い合わせください。

7.保有する個人情報の問い合わせ・苦情・研究への参加を希望しない場合等の連絡先

 筑波大学附属病院 膠原病リウマチアレルギー内科

 〒305-8576 茨城県つくば市天久保2−1−1
 電話・FAX:029−853-3186(医局 平日9:00〜17:00)

 所属・担当者名:膠原病リウマチアレルギー内科 松本 功


臨床研究倫理審査委員会承認日2017/7/12