秋山助教および新開准教授の研究成果が、毒性学分野におけるトップジャーナル「Environmental Health Perspectives」に2019年6月5日付で公開され、それを受けて筑波大学のホームページにプレスリリースされました。詳細はこちらから。二人の魂を感じる論文です!
また、Environmental Health Perspectives今号のトップページにも掲載されました。
9月10〜11日にアルカス佐世保で開催されたフォーラム2018:衛生薬学と環境トキシコロジーにおいて、博士大学院生のYunjie Dingさんが優秀若手研究者賞およびNho
Luong Cong君が日韓次世代シンポジウム優秀発表賞を受賞しました。それぞれの研究タイトルは「メタロチオネイン-3の意外な機能:可動性イオウによるメチル水銀の捕獲・不活性化」および「Persulfide
as a protection factor to block peroxidation of protein cysteine residue」です。Yunjie
DingさんおよびLuong Cong君おめでとうございます!
2018/08
熊谷教授の教え子であり、中国医科大学公衆衛生院・院長であるJingbo Pi教授が中国・瀋陽で主催したEnvironmental Health Conference 2018において、熊谷教授が基調講演を行いました。講演タイトルは「Environmental stress: Good or bad?」です。
6月23〜26日に開催された第8回アジア毒性学会国際会議(タイ・パタヤビーチ)において、博士大学院生のNho Luong Cong君がファーザー賞(優秀若手研究者賞)を受賞しました。研究タイトルは「Activation
of epidermal growth factor receptor signaling through S-oxidation of protein
tyrosine phosphatase 1B in A431 Cells by reactive oxygen species produced
from 9,10-phenanthrenequinone」です。Luong Cong君おめでとうございます!
熊谷教授は米国毒性学会(Society of Toxicology, SOT)の機関誌であるToxicological SciencesのAssociate
Editorに選出されました。アジアから選出されたのは2名のみであり、本誌唯一の日本人Associate Editorとして担当することになりました。詳細はこちらから
2017/01
アメリカ化学会の機関誌のひとつであるChemical Research in Toxicologyの創刊30周年を記念して、Perspective
Articleを集めた特別号が企画されました。熊谷教授と安孫子助教は、その執筆依頼を受けて「Environmental Electrophiles:
Protein Adducts, Modulation of Redox Signaling, and Interaction with Persulfides/Polysulfides」を刊行しました。 本論文は、基盤研究S「環境中親電子物質によるシグナル伝達変動とその制御に関する包括的研究」(平成25年〜29年度)で得られた成果を中心としてまとめられました。詳細はこちらから。
6月29日-7月1日に名古屋で開催された第43回日本毒性学会学術年会において、安孫子ユミ助教および熊谷嘉人教授は日本毒性学会・田邊賞を受賞しました。田邊賞は日本毒性学会の機関紙であるJournal of Toxicological Sciences誌に優れた研究、または将来性のある研究の原著論文を発表した学会会員に贈られる賞であり、昨年度刊行された原著論文から4
編が受賞対象となりました。当研究室から昨年度に刊行された原著論文「Covalent binding of quinones activates
the Ah receptor in Hepa1c1c7 cells」が選出され、その著者3名のうち日本毒性学会会員である上記2名が受賞となりました。
2016/05
5月20日-22日に仙台で開催された第16回日本NO学会学術集会・第9回国際NO学会において、安孫子ユミ助教はYoung Investigator Awardを受賞しました。受賞した発表タイトルは「Capture of reactive sulfur species by methylmercury
to form bismethylmercury sulfide: Implication of the disruptionof redox
homeostasis. 」です。おめでとうございます。
2016/03
3月13日-17日にニューオリンズで開催された第55回米国毒性学会(SOT)学術年会において、SOTおよび日本毒性学会(JSOT)からそれぞれ1名の代表者による両学会共催ミニシンポジウム「Advances
in Metal Toxicity」が開催されました。SOTからはMichael Aschner教授(Albert Einstein College
of Medicine, Bronx NY)、JSOTからは熊谷教授が演者として選出され、Aschner教授はマンガンおよび熊谷教授はメチル水銀に関する最新の知見を紹介しました。
詳細についてはこちらから。
7月2〜4日に神戸で開催された第41回日本毒性学会学術年会において、外山喬士君(現在は東京理科大学薬学部博士研究員)、新開泰弘助教、鍜冶利之教授(東京理科大学薬学部)および熊谷嘉人教授の4名は、日本毒性学会・田邊賞を受賞しました。田邊賞は日本毒性学会の機関紙であるJournal of Toxicological Sciences誌に優れた研究、または将来性のある研究の原著論文を発表した学会会員に贈られる賞であり、昨年度刊行された原著論文から4
編が受賞対象となりました。当研究室から昨年度に刊行された原著論文「A convenient method to assess chemical
modification of protein thiols by electrophilic metals」が選出され、その著者4名が受賞となりました。また、本論文は日本毒性学会・技術賞の対象論文にも選ばれたことから、外山君はダブル受賞となりました。
6月17-19日に千葉で開催された第40回日本毒性学会学術年会において、広瀬玲子さん、三浦高君(現在は三井化学勤務)、沙亮君(筑波大学グローバル教育院)、新開泰弘助教、香川聡子さん(国立医薬品食品衛生研究所)および熊谷嘉人教授の6名は、日本毒性学会・田邊賞を受賞しました。田邊賞は日本毒性学会の機関紙であるJournal of Toxicological Sciences誌に優れた研究、または将来性のある研究の原著論文を発表した学会会員に贈られる賞であり、昨年度刊行された対象原著論文96編から4
編が受賞対象となりました。当研究室から昨年度に刊行された原著論文「A method for detecting covalent modification
of sensor proteins associated with 1,4-naphthoquinone-induced activation
of electrophilic signal transduction pathways」が選出され、その著者6名が受賞となりました。
なお、本論文の筆頭著者の広瀬さんは研究室の秘書&研究補助ですが、実験の大半を行い、初めて投稿した研究論文です。広瀬さん、おめでとうございます。
2013/06
6月17-19日に千葉で開催された第40回日本毒性学会学術年会において、三浦高君(現在は三井化学勤務)および熊谷嘉人教授の2名は、日本毒性学会・ファイザー賞を受賞しました。ファイザー賞は日本毒性学会の機関紙であるJournal
of Toxicological Sciences誌に刊行し、かつ引用回数の高い論文を発表した学会会員に贈られる賞です。受賞論文は、2010年に刊行された「Immunochemical
method to detect proteins that undergo selective modification by 1,2-naphthoquinone
derived from naphthalene through metabolic activation」です。
秘書の広瀬玲子さんは数年前から実験補助も兼任して、ナフタレンの光酸化等で生じる大気中親電子物質1,4-ナフトキノン(1,4-NQ)を認識する特異的抗体の作成に関する研究に参加しました。最近、本抗体の作成に成功し、1,4-NQにより化学修飾を受ける細胞内タンパク質を検出する手法を確立しました。得られた成果はJournal
of Toxicological Sciencesに刊行されました。広瀬さん、おめでとうございます。
当研究室の吉田映子さん(人間総合科学研究科3年)は仙台で開催されたThe 6th International Congress of Asian
Society of Toxicology(7月17日~20日)において、236件のポスター発表のうち、優秀ポスター賞(計10件)を受賞しました。発表タイトルは「Bismethylmercury
sulfide as a novel detoxificated metabolite of methylmercury in mammalian
cells.」です。吉田さんおめでとうございます。
2012/07
筑波大学ヒューマンバイオロジー学位プログラムの『World-Scientist Leaders' Seminar』の講演者であるFrederick
Peter Guenerich博士(バンダービルト大学)が本研究室を訪れ、外因性親電子リガンドによるタンパク質の化学修飾に起因する細胞内シグナル伝達について意見交換を行いました。
2012/03
当研究室の三浦高君 (人間総合科学研究科博士課程4年)は、23日に行われた 人間総合科学研究科医学2専攻学位授与式において、医学奨励賞を受賞しました。
受賞対象となった論文は、昨年12月にFree Radical Biology & Medicineに刊行した 「Glyceraldehyde-3-phosphate
dehydrogenase as a quinone reductase in the suppression of 1,2-naphthoquinone
protein adduct formation」です。
米国化学会Chemical Research in Toxicologyに刊行された三浦高君(人間総合科学研究科博士課程4年)の論文が、 "in this issue" の中でハイライトとして取り上げられました。これまで細胞内において、グルタチオン(GSH)が親電子物質と共有結合することでセンサータンパク質のような反応性システイン残基への化学修飾を抑制している(事前処理)ことが知られていましたが、本論文では親電子物質で修飾を受けたタンパク質の中でグリセルアルデヒド-3-リン酸脱水素酵素がGSHを利用して親電子修飾を解除する(事後処理)能力を有することを明らかにしています。
7月11-13日に横浜で開催された第38回日本トキシコロジー学会において、角大悟前准教授(現在は徳島文理大学薬学部)、秋森雅子氏、井上健一郎氏(北里大学薬学部)、高野裕久氏(京都大学理学部)および熊谷嘉人教授の5名は、日本トキシコロジー学会・田邊賞を受賞しました。田邊賞は日本トキシコロジー学会の機関紙であるJournal
of Toxicological Sciences誌に優れた研究、または将来性のある研究の原著論文を発表した学会会員に贈られる賞であり、この度、当研究室から昨年度に刊行された原著論文「1,2-Naphthoquinone
suppresses lipopolysaccharide-dependent activation of IKKβ/NF-κB/NO signaling:
an alternative mechanism for the disturbance of inducible NO synthase-catalyzed
NO formation」が選出され、その著者5名が受賞となりました。本研究室は昨年度も同賞を受賞しており、2年連続の快挙です。