筑波大学大学院 人間総合科学研究科 医学系専攻についてご紹介します。

TOPICS

朝田隆教授、安田貢講師、田原聡子助教が 2011年度BEST FACULTY MEMBER を受賞しました。

2012/02/28

= 評価領域「診療」  朝田教授 =

朝田教授は、附属病院外来において、年間100名を超える認知症の新患を受け入れるとともに、病棟では診療報酬の改定を利用して効率化に努め、精神科の収益を昨年比で40%程度の増とした。
また、アルツハイマー病の国際研究組織として広がりを見せている Alzheimer’s Disease Neuroimaging Initiative (ADNI)の活動では、国内組織における臨床部門の責任者として貢献するとともに、精神科講座担当者会議の会長として、精神医学教育の改善に努めた。
さらに、東日本大震災の後には、被災地の精神医療支援の系統化のために厚生労働省と共同で、大学精神科に勤務する医師のマネージに貢献した。

= 評価領域「社会貢献・学内運営」  安田講師 =

安田講師は、かねてから災害急性期に機敏に活動できる医療チームDMATの推進者として準備にあたり、3月の東日本大震災発生直後にはDMATを率いて被災地の救済にあたった。初動活動後は、附属病院災害緊急医療調整室長として長期化している災害医療活動のコーディネートも積極的に行った。
また、茨城県医師会の救急医療協会企画委員会委員などを務め、茨城県全域の災害計画や救急医療体制整備で中心的な役割を果たすとともに、茨城県メディカルコントロール(MC)専門委員会副委員長として、茨城県病院前救護体制整備や救命士・救急隊員教育などの茨城県全域のMC体制発展に大きく関わるなど活動した。
さらに、地域救急医療関係者への教育や本学の社会貢献プロジェクトとして新国際標準救急蘇生教育体制強化支援などの活動を行い、そのレベルアップに寄与した。

= 評価領域「研究」  田原助教 =

田原助教らは、アレルギー症状の根本的な治療方法を開発するため、研究計画を立案し、アレルギーの発症を抑える新しいタンパク質であるアラジン-1を発見した。得られた研究成果は、大学院生を研究指導してまとめられ、責任著者としてNature Immunology誌に発表した。この研究成果により、今後、アラジン-1の機能を賦活化する薬剤の開発を行うことで、すべてのアレルギー疾患の発症メカニズムを阻止できる根本的な治療法の開発につながることが期待されている。