筑波大学大学院 人間総合科学研究科 医学系専攻についてご紹介します。

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呉 世昶さん(正田純一教授(分子スポーツ医学)指導)の論文が第12回大正富山Award受賞論文に選ばれました

2015/05/27

分子スポーツ医学に所属する呉 世昶さん((独)日本学術振興会外国人特別研究員:正田純一教授指導)の学術論文「Moderate to vigorous physical activity volume is an important factor for managing nonalcoholic fatty liver disease: a retrospective study. Hepatology 61:1205-1215, 2015(中高強度身体活動量は非アルコール性脂肪性肝疾患の肝病態を改善させる重要な因子である)」が、第12回大正富山 Awardの受賞論文に選ばれました。
本研究では、本学体育系にて実施された減量介入に参加した中年肥満男性169名を対象に、身体活動量が非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の肝病態に与える影響について、その強度と量の観点から、詳細に検討しました。その結果、NAFLD肥満者のさらなる肝病態改善効果を得るためには、適切な食事療法とともに、250分/週以上の中高強度身体活動量を維持出来る内容のライフスタイルを実践することが有用であると考えられました。 本論文の意義は、中高強度身体活動量が、体重減少とは独立して、NAFLDの肝脂肪蓄積および関連病態因子の改善を誘導する因子であることを世界に先駆けて見出した点、および、NAFLDの管理に必要である身体活動の「時間」および「強度」の運動処方をプロポーズした点にあります。
呉さんは、第28回肝臓リサーチフォーラムにて受賞講演を行い、その席上で表彰されます。また、副賞として50万円が授与されます。