筑波大学 医学系インターナショナルオフィスwebサイト インターナショナルオフィスについて

医学インターナショナルオフィス開設によせて

医学部門国際連携委員会委員長
大根田 修

この度、医学部門において国際関連の事業を中心に支援を行うオフィスを開設できましたことは、大変喜ばしいことであります。


以前より、医学系事務において、教員の依頼に応じて国際連携に関係する案件に対して個々に対処して来ました。しかし、昨今のグローバル化に伴い、留学生の増加および国際活動の活性化・多様化が派生し、国際関連の事業をより円滑にかつ効率的に行う必要性が出て参りました。そのような社会情勢に加えて、2009年より文部科学省による国際化拠点整備事業(G30)に筑波大学が採択されましたことは、正にグローバル化推進事業を滞りなく行うことが当然の使命として、国より求められたことになります。

筑波大学ではG30事業により、従前のプログラムに加えて「英語による教育プログラム」の拡充および「日本人学生の英語力アップ」および「留学生への日本語・日本事情教育の整備」等が行われています。また、積極的に国際的ネットワークの強化の推進を図り、特に北アフリカ・中央アジア・ベトナム・中国・ボン・北京を中心とした大学拠点を利用した海外活動が幅広く展開しております。


このような状況下にあって、病院を含む医学全体においても当然ながら国際化事業が以前にも増して活発に行われるようになり、4つの英語による教育プログラム実施ならびに海外の大学との教育研究協定に基づく事業の実質化等が加速度的に進んでおります。7人の外国人教員による質の高い英語授業の実施ならびに学生・若手教員の海外派遣等が日常的に行われるようになりましたことは、当インターナショナル・オフィスが支援業務に携わっていることの証しとして捉えて頂けますと幸いでございます。


日本を取り巻く世界情勢は、これから今まで以上に大きく変わろうとしております。医学系事務との連携をより緊密なものとし、今まで以上に学生および教員・病院関係者の方々の支援を行うことにより、急速に進展するグローバル化に対して機敏に対処することができますようスタッフ一同と共に精進していく所存でございます。また、これからは、日々の支援業務を行うことに加えて、質の高い支援を行うことが可能な体制を整備しつつ、国際関連事業に対する尚一層の支援を加速させていきたいと考えております。


今や国という垣根を越えた連携が必要な時代になって参りました。建設的なご意見・ご要望を何なりとインターナショナル・オフィスにお寄せ頂けますよう宜しくお願い申し上げます。