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看護学研究グループの紹介
看護学研究グループは、医科学研究科(2年制修士課程)においては、看護研究、看護管理学、看護技術学、高齢者看護学を,人間総合科学研究科ヒューマン・ケア科学専攻(5年一貫博士課程)においては、看護管理学を開講しております。どちらも、看護学に大きく関係する種々の近接分野からの視点、分析方法、問題意識などを学びつつ、看護管理学に関する研究に取り組んでいます。また、看護管理学の概念を大きくとらえ、看護学の質の向上と専門性を追求するとともに、専門職者としての意志決定能力の強化を目指します。そして、看護管理学の視点を備えた、次代の臨床看護の専門家および管理者、あるいは臨床看護研究者を養成します。
スタッフ紹介
教授;紙屋克子
専門分野、看護管理、意識障害患者の看護、高齢者看護、看護技術、看護教育
教授:江守陽子
専門分野、看護管理、母子看護、女性の健康、看護教育、急性期の看護
これまでの研究の視点
(1)看護ケア分野に関する研究
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遷延性意識障害者の看護
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高齢者のQOL向上に貢献するケア技術の開発と普及システムに関する研究
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身体負担の軽減につながる看護技術の開発
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看護技術の効果測定・評価に科学的根拠を導入するための運動解析装置、タクタイルセンサーシステムなどを用いた実験
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看護ケアがヒトの精神と身体に与える影響についての基礎的研究
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母子関係促進のための援助に関する研究
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妊産婦管理に関する研究
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家族関係調整に関する看護研究
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健康教育、セルフケアに関する看護研究
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エイジングと健康管理に関する看護研究
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生殖に関する看護研究
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女性を対象にした健康維持・増進のための研究
(2)看護管理分野に関する研究
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看護ケアの経済評価に関する研究
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看護の質の向上と現任教育のあり方に関する研究
(新しいケア技術普及のためのマニュアル作成)
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看護業務と法的責任に関する研究
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看護婦の健康問題と職場環境に関する研究
(3)看護教育分野に関する研究
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看護教育における看護実践と理論の有機的な体系化に関する研究
(21世紀への提言,実践すなわち研究)
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教育実践の工夫と評価
(4)地域に直接貢献する研究
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育児環境整備に関連する要因の探索研究
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在宅死を支援するためのケア技術とシステム開発に関する研究
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チーム医療における看護の役割についての研究
これまでの研究
厚生省医療技術評価総合研究
(「療養上の世話」における生活支援技術の開発)
科学技術振興調整費
(高齢者の身体平衡状態の計測・分析技術に関する研究)
学内特別プロジェクト
(高齢社会に対応する新しいケア技術の開発)
学生紹介
人間総合科学研究科(博士課程)
4年〜1名
3年〜1名
2年〜2名
1年〜2名
医科学研究科(修士課程)
2年〜1名
1年〜0名
最近の修士論文および博士論文の研究テーマ
・遷延性意識障害患者のQOL向上を目指した支援方法の開発および評価
・ STD予防啓発・教育に関する研究
・ 乳癌手術後の女性のQOL向上のための看護援助について
・ 痴呆老人の生活援助に関する研究
・ 中国における看護教育の生活支援技術教育について
・ 老人のひきこもりに関する研究
・ 開腹手術後の生活動作拡大に関する研究
・ 看護行為の経済評価に関する研究
・ 看護技術としての補助動作に関する研究
・ 医療事故予防のための教育プログラム研究
等