松本 元(理化学研究所・脳科学総合研究センター・ブレインウェイ(脳道)グループ・グループディレクター)
脳:メモリベース・アーキテクチャ (非フォンノイマン型コンピュータ) |
プロセッサベース・アーキテクチャ (フォンノイマン型コンピュータ) |
プログラム・データの自動獲得 | 情報処理の目的と手続きを人がプログラムとして与える |
メモリの検索時間 ≒ 出力時間 | 逐次処理: 演算時間 = 素子の速度 × ステップ数 |
柔らかい情報処理 入力情報に対し出力することが必要とあれば適宜に対応できる 計算汎用性があると思われる 脳が第一次的に価値あると判断する事柄に対する完全な処理システムを作る |
固い情報処理 プログラムに書いてあることしか反応しない 計算汎用性が保証されているがそのためにマニュアルを完備することが必要とされる。 危機管理・危険予測に不向き |
大規模問題 メモリを階層構造化し追加学習能で対処 |
大規模問題 ソフトウェア開発に対する負荷増(ソフトウェアクライシス) |
ハードウェア:単一の基本素子だけで | ハードウェア:各種プロセッサとメモリ |
低消費エネルギー:脳の必要な領域だけ活性化される | 消費エネルギーの増大:プロセッサの高速化に伴って付随する問題点 |