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石井俊輔教授(理化学研究所、生命システム医学専攻(ゲノム機能学)、フロンティア医科学専攻(分子遺伝学))らが、卵子に多量に存在する異型ヒストンがiPS細胞作製を促進することを発見

2014/02/10

石井俊輔教授(理化学研究所、生命システム医学専攻(ゲノム機能学)、フロンティア医科学専攻(分子遺伝学))らの共同研究グループは、アミノ酸配列が通常のヒストンと異なる「異型ヒストン」をiPS細胞の作製に用いると、iPS細胞の作製効率が約20倍上昇することを明らかにしました。
共同研究グループは、山中因子と異なるリプログラミング機構を持つ卵子に多量に存在する2つの異型ヒストンTH2A, TH2Bに注目し、これらの因子と山中因子を用いてiPS細胞を作製した結果、iPS細胞の作製が山中因子のみの場合に比べて早く進み、効率が約20倍上昇することを見いだしました。
今回の成果から、TH2AとTH2Bを用いることで、より完全な多分化能を持つiPS細胞作製につながると期待できます。
本研究成果は、Cell Stem Cell 2月6日号に掲載されました。

Shinagawa T., et al., Cell Stem Cell 2014;14, 217-227.

理化学研究所 石井分子遺伝学研究室(連携大学院)