資源開発分野 Mutant mouse Research Core

 様々な遺伝子改変マウスの作製を用いて、現在は以下のテーマを中心に研究をおこなっています。作製されたマウスは、様々な疾患モデルマウスとして利用することが可能です。
*脾臓β細胞の発生・分化の分子機構の解明とその応用
生体内で唯一、血糖降下作用を持つインスリンを産生する膵β細胞の発生・分化過程を明らかにし、糖尿病において機能不全に陥ったβ細胞を、新たなβ細胞で置換する新規の再生治療法の確立を目指しています。
*マクロファージの分化・機能発現におけるLarge Maf転写因子群の機能解析
Large Maf群転写因子MafB, c-Mafのマクロファージでの機能解析を行っています。
*糖転移酵素遺伝子改変マウスを利用した生体における糖鎖機能の解明
糖鎖および糖タンパク質の生理機能を、生体レベルの表現型解析で明らかにし、その機構を分子レベルで解明することを目的としています。
*マウスを用いた宇宙環境応答のトランスクリプトーム解析
宇宙空間でマウスを長期飼育し、宇宙環境における各臓器の遺伝子発現変化に対する影響を網羅的に評価します。

解剖学・発生学研究室に、より詳しい研究内容が公開されています。そちらをご覧下さい。