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お知らせ

2021.04.07

「心筋炎における細胞外マトリックスTenascin-Cの免疫修飾」に関する総説(田尻和子先生)を「Frontiers in Immunology」誌に発表

Tenascin-C(TN-C)は細胞外マトリックスの一つであり、癌や炎症の発症と進展に大きく関わっていることが近年明らかになっている。この総説論文では、心筋炎や炎症性拡張型心筋症におけるTN-Cの役割を論述した。心臓に炎症が生じ、線維芽細胞が刺激されるとTN-Cが分泌される。TN-Cは心臓の樹状細胞(DC)を刺激し、活性化されたDCは所属リンパ節で心筋特異的T細胞をTh17型へ分化・増殖させ、そのT細胞が心筋炎を増悪させると考えられる。

Kazuko Tajiri, Saori Yonebayashi, Siqi Li, Masaki Ieda. Immunomodulatory Role of Tenascin-C in Myocarditis and Inflammatory Cardiomyopathy. Front Immunol. 2021 Feb 22;12:624703. doi: 10.3389/fimmu.2021.624703.
https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fimmu.2021.624703/full

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