日　時

2021年5月29日

受　賞

第51回臨床心臓電気生理研究会　最優秀演題賞

受賞者

筑波大学附属病院　クリニカルフェロー　花木　裕一

演題名

流出路への通電で抑制された上方軸を呈するBi-Ventricular Tachycardia

詳細

第51回臨床心臓電気生理研究会にて最優秀演題賞を受賞いたしました。我が国における心臓電気生理学の発展・普及と医療の向上に資することを趣旨とした歴史ある研究会でおり、本年は計29の演題発表があり、本賞は最も秀でた演題に対して贈られるものです。
今回我々は、心臓サルコイドーシスを有する患者様に認めた持続性心室頻拍に対してカテーテルアブレーションを施行し、12誘導心電図検査からは予想し得ない両心室を旋回するBi-Ventricular Tachycardiaと診断し得た症例を報告しました。電気生理所見や3Dマッピングシステムを用いて詳細に解析し、至適治療部位の心筋焼灼によって成功した点が高く評価されました。日々、一例一例丁寧に治療をしていたことで成功が得られた症例であり、引き続き丁寧な診療を続けて参ります。