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お知らせ

2022.10.19

川松直人先生が日本心臓リハビリテーション学会 第7回関東甲信越地方会で最優秀演題賞を受賞

日 時

2022年10月8日(土)

受賞演題名

右室肺動脈連関指標は成人期術後ファロー四徴症例の運動耐容能低下と換気の亢進を予測するか

受賞者

筑波大学附属病院 病院講師
川松 直人

詳細

成人期ファロー四徴症術後患者に施行された心エコー図と心肺運動負荷試験(CPX)結果を後ろ向きに解析した研究報告です。
心不全症例において左室機能だけでなく右室機能が注目されておりますが,近年はさらに右室収縮能と肺動脈抵抗との連関が予後に重要であると考えられております。先天性心疾患術後遠隔期には慢性心不全症候群としての課題も重要視されるわけですが,そのなかでファロー四徴症術後成人例を対象に検討を行いました。
心エコー図より算出した右室肺動脈連関指標(TVS'/eRVSP ratio)はCPXで測定された%peak VO2およびVE-VCO2 slopeとそれぞれ有意な相関を認め,またそれらを予測しました。
今後は今回の結果からさらに研究を進めることで,ファロー四徴症術後症例における心機能や運動能低下,また換気亢進などといった心不全状態の悪化について臨床的な病態解明を目指していきたいと考えております。

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