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お知らせ

2023.01.23

中務智文先生が、MRI非造影T1強調画像で高信号に描出された冠動脈プラーク(HIP)からコレステロールクリスタルを検出した症例報告を「Canadian Journal of Cardiology」に発表

MRI非造影T1強調画像で高信号に描出されるプラーク(high-intensity plaque; HIP)は不安定プラークと関連していることが報告されています。今回、我々はMRI非造影T1強調画像でHIPを認めた右冠動脈の軽度狭窄病変が半年程度で急激に進行し、PCI中に使用した末梢保護デバイスからコレステロールクリスタルを検出した症例を経験しました。MRIにおけるHIP陽性冠動脈プラークは、将来の心血管イベントの発症と関連することが報告されていますが、今回の報告からコレステロールクリスタルがプラーク破綻やプラーク内出血を来し、病変の急激な進行を引き起こす可能性が考えられました。
本報告は2022年12月1日に国際科学雑誌「Canadian Journal of Cardiology」にオンライン発表されました。

Detection of Cholesterol Crystals in Progressive High-Intensity Plaque With the Use of T1-Weighted Magnetic Resonance Imaging.
Tomofumi Nakatsukasa T, Hiroaki Watabe, Tomoya Hoshi, Daigo Hiraya, Masaki Ieda
Can J Cardiol. 2022 Dec 5:S0828-282X(22)01050-9.
doi: 10.1016/j.cjca.2022.11.013.

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