家田教授は、新しい心臓再生法として、心臓線維芽細胞に心筋誘導遺伝子を導入し、心筋細胞を作製できること（心筋直接リプログラミング）を報告してきました。
この総説では、2012年に初めてマウス生体内で心筋直接リプログラミングが可能であることが発見されて以降、約10年間の生体内心筋リプログラミングに関する研究の進歩を紹介しました。また、ヒト線維芽細胞での心筋直接リプログラミングの進捗に触れながら、今後の臨床応用に向けた課題について総括しております。

論文
Development of direct cardiac reprogramming for clinical applications
Yu Yamada, Taketaro Sadahiro, Masaki Ieda.

Journal of Molecular and Cellular Cardiology誌
10.1016/j.yjmcc.2023.03.002
PMID: 36918145