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お知らせ

2024.10.25

矢口拓実先生、渡部浩明先生が血管内視鏡を用いた右房および肺動脈内腫瘍の観察・生検に関する論文を『European Heart Journal - Cardiovascular Imaging』に発表

詳 細

心臓腫瘍は治療方針決定のため、早期に生検による組織診断を行うことが重要となります。しかし安全性と確実性を考慮して開胸手術による組織診断が行われることが多く、心臓腫瘍の生検を低侵襲的に行うことは一般的に困難です。本症例では造影C T検査で右房と両側肺動脈内に腫瘤を認め、主に冠動脈の評価に使用されている血管内視鏡を用いて右房と右肺動脈内の腫瘤を観察しました。両者の表面性状が近似していたことから、肺動脈内の腫瘤は腫瘍塞栓であると判断する一助となりました。また血管内視鏡を用いることで直視下での正常組織と腫瘍組織の判別が容易となり、より安全かつ低侵襲的に腫瘍生検の施行が可能であることを報告しました。本研究は2024年9月2日に国際科学雑誌『European Heart Journal - Cardiovascular Imaging』に発表されました。

論文名

Direct visualization of cardiac and pulmonary artery tumors and intra-cardiac biopsy with non-obstructive general angioscopy

著者名

Takumi Yaguchi, Hiroaki Watabe, Daigo Hiraya, Tomoya Hoshi, and Tomoko Ishizu

掲載雑誌

Eur Heart J Cardiovasc Imaging. 2024 Sep 2:jeae234. doi: 10.1093/ehjci/jeae234.

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