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お知らせ

2024.12.17

寺内泰観先生が第274回日本循環器学会関東甲信越地方会でClinical research award 優秀賞を受賞

日 時

2024年12月14日

受賞演題名

劇症型心筋炎に対するDoor to Unloading timeと予後との検討

受賞者

筑波大学附属病院 クリニカルフェロー 寺内泰観

詳 細

劇症型心筋炎は経皮的補助循環を要することも多い重篤な疾患です。急性冠症候群では、補助循環用ポンプカテーテルであるIMPELLAを冠動脈再灌流に先行して用いるDoor to Unloadingの有効性のエビデンスが蓄積されつつありますが、劇症型心筋炎において早期のIMPELLA導入による左室Unloadingの有効性に関しては明らかではありません。そこで、Japanese Registry for Percutaneous Ventricular Assist Devices (J-PVAD) に登録された患者を対象に来院時からIMPELLA導入までの時間をDoor to Unloading timeと定義し院内死亡率の解析を行いました。その結果、入院直後にIMPELLAを導入した群では入院3日目以降に導入した群と比較し有意に院内死亡率が低値であり、独立した予後関連因子であることがわかりました。劇症型心筋炎患者の心原性ショックに対するDoor to Unloading timeの有効性を検証した初めての研究結果を本学会にて発信することができました。

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