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お知らせ

2025.04.23

南 健太郎先生が日本心エコー図学会第36回学術集会YIA優秀賞を受賞

日 時

2025年4月18日

受賞演題名

心房性機能性僧帽弁逆流の予後におけるBiplane法によるVena Contracta幅計測の意義

受賞者

筑波大学附属病院 クリニカルフェロー 南 健太郎

詳 細

心房性機能性僧帽弁逆流(atrial functional mitral regurgitation:AFMR)は、左室収縮能が保たれ、左房拡大を特徴とする機能性MRと定義され、近年注目されています。現行のガイドラインにおいて、AFMRに対するMR重症度評価指標の妥当性は十分に検証されていません。Biplane法による縮流部幅(vena contracta width:VCW)は、心尖部二腔像と四腔像の平均から算出され、AFMRにおける重症度評価に有用である可能性が示唆されます。本研究では、国内の多施設共同後ろ向き研究であるREVEAL-AFMRにおける心エコー図コアラボ解析データを用いて、AFMRにおけるBiplane法VCWの有用性を検討しました。コアラボに集積されたAFMR患者424例を対象に、ガイドラインに準拠した従来の重症度指標とともに、Biplane法VCWによりMR重症度を解析しました。その結果、Biplane法VCWは独立した予後予測因子であることが明らかとなり、他の従来指標と比較しても優れた予測能を示しました。これまで評価法が確立されていなかったAFMRにおいて、Biplane法VCWを用いた重症度評価の有用性を本学会にて初めて報告いたしました。

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