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お知らせ

2026.06.29

松岡勇樹先生、五十嵐都先生が心房間解離に関する論文を『JACC: Clinical Electrophysiology』に発表

詳 細

心房間解離は、右房と左房が電気的に独立して興奮するまれな電気生理学的現象であり、進行した心房障害や複雑な心房性不整脈と関連することが知られています。本症例では、心房細動に対する複数回のアブレーション後に、右房では洞調律が保たれている一方で、左房では僧帽弁輪旋回型心房頻拍が持続し、さらに左房頻拍が心室興奮を規定するという特異な所見を認めました。高密度3Dマッピングでは、右房自由壁は左房頻拍と解離していた一方で、右房中隔の一部に左房の頻拍周期と同期する電位を認め、同部位からのentrainment所見から、この中隔領域が頻拍回路と関連していることが示唆されました。左房前壁ラインアブレーションにより頻拍は停止し、両心房の興奮は同期しました。本症例は、心房中隔内に潜在的な心房間伝導路が存在し、左房頻拍が右房自由壁とは解離しながら房室結節へ選択的に伝導しうることを示しており、心房間伝導および房室伝導のメカニズムに迫る貴重な報告です。本研究は2026年に国際科学雑誌『JACC: Clinical Electrophysiology』に発表されました。

論文名

Interatrial Dissociation Revealed by High-Density Mapping and Septal Entrainment: A Concealed Septal Interatrial Conduction Pathway

著者名

Yuki Matsuoka, Miyako Igarashi, Yuki Komatsu, Hiro Yamasaki, Tomoko Ishizu

掲載雑誌

JACC Clin Electrophysiol. 2026 Jun 16:S2405-500X(26)00453-6. doi: 10.1016/j.jacep.2026.05.006.

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