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筑波大学産婦人科の特色
1. 婦人科癌手術
腫瘍外科、化学療法、終末期医療といった女性の生涯を見据えた全人的医療にかかわる知識を身につけることができます。後期専門研修中の産婦人科専攻医は、術者として腹式単純子宮全摘出術、準広汎子宮全摘出術、腟式単純子宮全摘出術、子宮筋腫核出術、子宮腟部円錐切除術、子宮脱手術、付属器摘出術、卵巣腫瘍摘出術、バルトリン腺手術などを経験し、助手としては広汎子宮全摘出術、後腹膜リンパ郭清、卵巣癌根治手術などの婦人科癌手術にも関わることができます。
2. 総合周産期母子医療センター
周産期センター
新生児集中治療室(NICU)9床、母体胎児集中治療室(MFICU)9床を擁する総合周産期母子医療センターとして、茨城県南部の周産期医療を担っています。また、合併症をもつ妊婦さんが多いため、大学附属病院の特性をいかして他科と綿密に連携をとりあって診療をおこなっています。年間の分娩数は約 1,000 件(うち帝王切開は約 25%)と国立大学上位の分娩数です。
3. 胎児治療
胎児治療
年間平均 100 症例という多くの胎児疾患の出生前診断を行い、必要に応じて胎児治療も多くの症例で施行しております。このうち、胎児胸水症に対する「胎児胸腔−羊水腔シャントチューブ留置術」、胎児貧血に対する「胎児輸血術」は、保険診療として行っています。
4 鏡視下手術
胎児治療
ロボット支援下手術を含めた鏡視下手術を安全に行うために施設独自の認定制度を実施しています。豊富な症例数を重ねた認定医師(責任医師)のもとで、悪性・良性腫瘍手術、異所性妊娠手術などに対して、積極的に腹腔鏡下手術を実施しております。後期専門研修中の産婦人科専攻医も、責任医師の指導のもと自ら術者として腹腔鏡下手術を経験できます。
5. 生殖医療
生殖医療
生殖医療(不妊症治療)は不妊症検査、一般治療、人工授精、体外受精までを実施しています。生殖補助医療実施である関連病院においても、後期専門医研修の段階より高度の生殖医療に従事することが可能です。さらに産婦人科専門医の資格取得後に生殖医療専門医を修得することも可能です。
6. 遺伝・胎児外来
週に1回の専門外来として「遺伝•胎児外来」を開設しています。胎児疾患の診断や管理とともに、羊水染色体検査を含めた遺伝診断と遺伝カウンセリングも積極的に行っており、臨床遺伝専門医制度指導医と日本周産期•新生児医学会周産期(母体•胎児)専門医を含む経験豊富な医師が診療にあたっています。産婦人科のサブスペシャリティとして周産期専門医を目指す後期研修中の産婦人科専攻医は、多くの胎児疾患の診断や管理を学ぶことができます。
7. 放射線診断部、診断病理部との合同カンファレンス
放射線診断部と週1回、合同カンファレンスを行い、手術症例を中心に放射線診断部とともに術前画像診断と手術所見についてディスカッションしています。読影レポートだけからでは分からない、リアルタイムな放射線読影を学ぶ大変良い機会となっています。 また、診断病理部とは毎月合同カンファランスを開催し、標本をみながらの病理診断を経験します。どちらも産婦人科の特徴である、診断から治療そして最終病理診断までのすべてに関わっている産婦人科医にとっては、非常に有意義なカンファレンスとなっています。
8. 大学院進学
後期専門研修を修了し産婦人科専門医を取得したのちに、大学院に進学し博士(医学)を目指すことができます。筑波大学の基礎医学研究室や社会医学研究室などはもちろんのこと国内留学をして研究を行うこともできます。博士課程4年間のうち、研究に専念する2年間と臨床をしながら研究準備や論文発表準備をする2年間とわけていて、メリハリのある研究生活を送ることになります。自らの興味のある研究分野で研究成果をあげて博士(医学)を取得している先輩がたくさんいます。
9. ワークライフバランス
プライベートライフと両立しながら、単なる人手ではなく、専門職としてやりがいを感じながらキャリアを重ねていけるような働き方の構築を目指しています。産休や育休(男性医師も)の取得のための研修や勤務の調整を行い、職場復帰のためには、院内保育所(ゆりのき保育所)、病児保育、ベビーシッター利用、母乳育児支援環境整備など、幅広い支援システムが整備されています。筑波大学附属病院の女性医師キャリアアップ支援システムでは、専門のコーディネーター(医師)が個人の希望に合わせた研修をコーデ ィネートし、経験や専門分野に応じたオーダーメイドプログラムでの診療研修と豊富な教育資源の活用が可能です。
日本産科婦人科学会 ワーク・ライフ・バランス