大学院生募集

自己免疫疾患は、本来自己を守るべき免疫系が自己を攻撃することにより発症します。代表的なものとして人口の約1%が患う、関節の腫れや痛みを伴う関節リウマチや、多彩な臓器障害を伴う全身性エリテマトーデスなどが挙げられます。これらの病態が何故起きるのかについては遺伝的要因はある程度あるものの、それ以外に感染やストレスなど、複雑な環境的要因が重なり合う多因子な疾患と考えられます。

当研究室は、自己免疫疾患の原因・制御機構を解明することを目標としており、究極的には自己免疫疾患の治癒を目指した治療法の開発を探索しています。しかし、医学が進歩した現在においても自己免疫疾患は難病の範疇に属する疾患であり、これら解明するためには、多方面からのアプローチやアイディアが必要です。

私たちは、医学部出身者だけでなく薬学・理学・農学・歯学・獣医学部出身者などの多彩な人材が必要であると考えており,研究室への参加を大歓迎します。実際、当大学院生の半数以上は医学部以外の出身者で、卒業生の中には優秀な業績を上げ、現在海外で活躍しているメンバーもいます。

また、当研究室の大きな特徴として臨床医学系に属していることが挙げられます。モデル動物で得られた知見をヒトの病態にfeed backすることが研究室内で可能であり、患者さんの治療に生かせる研究を目指しております。ここが我々の臨床免疫学と基礎免疫学との一番の違いでもあります。ただ、基礎研究も重要であると位置づけておりますので、当研究室内での基礎研究はもちろんですが、他基礎医学系とも提携しながら研究を進めております。また、臨床開発を通して製薬企業とも共同研究を進めており、新たな創薬に向けての民間との連携も大切にしております。



修士課程 医科学研究科
受験資格:
 ・4年制大学卒業者(含卒業見込)、社会人枠あり


●博士課程 人間総合科学研究科
受験資格:

 ・医学部、歯学部等、理系学部卒業者(含卒業見込)
 ・4年制大学卒業後、大学院修士課程修了者(含修了見込)
 ・社会人枠、連携大学院枠あり



詳細は、各研究科のホームページにてご確認ください。

修士課程 医科学研究科
博士課程 人間総合科学研究科



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