
筑波大学泌尿器科の西山博之です。私は平成23年(2011年)4月に腎泌尿器科学・男性機能科学分野第4代教授に着任いたしました。筑波大学は、昭和48年に東京教育大学を前身として、つくばの地にて「開かれた大学」「教育と研究の新しい仕組み」を特色とした総合大学として発足しました。特に「教育」に重点をおいた大学であります。泌尿器科は、昭和51年(1976年)に発足し、北川龍一教授、小磯謙吉名誉教授、赤座英之名誉教授の3代の教授の指導のもと、飛躍的に発展してきました。中でも泌尿器悪性腫瘍の領域では、長年日本のトップに位置しているといっても過言ではありません。また関連施設も茨城県のみならず東京都・千葉県・栃木県等に20数施設あり、地域医療を支えつつ、世界をリードする情報を発信し続けてきました。また、悪性疾患以外の多彩な泌尿器科疾患(神経因性膀胱や前立腺肥大症、女性泌尿器疾患、アンドロロジー、男性不妊症、尿路結石、小児泌尿器疾患、腎移植等)に対する診療も地域連携の中で盛んに行われております。
私はこの先達が築き上げた歴史と伝統を基盤に、私自身が培ってきた泌尿器外科学を融合させることにより、これからの泌尿器科の新時代を切り拓いていきたいと考えております。また、我々は筑波大学の開学の理念である「開かれた大学」を目指し、学内では自由闊達に議論できる明るい雰囲気の医局を作るとともに、学外とは大学間の垣根なく広く国内外の施設との交流を目指していきます。私は、この交流を通して“広い見識および自主自立の精神を持った泌尿器科医”が育成されると考えております。
「明るい雰囲気の中で、ワンランク上の医師を目指していきたい!」
私は、そのような気持ちを持っている先生方と一緒に仕事が出来る事を楽しみにしております。是非、このホームページを見て、泌尿器科に少しでも関心をもたれた先生がいらっしゃいましたら、筑波大学泌尿器科の門を叩かれることを願っております。
筑波大学大学院人間総合科学研究科疾患制御医学専攻
腎泌尿器科学・男性機能科学分野 教授
西山 博之
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