医学医療系

研究課題「法医公衆衛生学の構築 ―根拠に基づく医療福祉政策立案の新しい方法論―」について

筑波大学医学医療系法医学では、ヘルスサービス開発研究センターとの共同研究として、標題の研究を実施しております。
本研究の概要は以下のとおりです。

  1. 研究の目的
    現在国家的課題となっている高齢者虐待、高齢者孤独死並びに外因死等の人の死にまつわる社会的諸問題の実態とその背景要因を、剖検記録の分析を通して明確化し、得られた成果をもとに医療福祉政策提言を行う。
  2. 研究対象者
    筑波大学法医学において法医解剖が施された事例のうち、高齢者施設内で外因死した事例。
  3. 研究期間
    倫理審査委員会承認後から2029年3月31日までを研究期間として計画しています。
  4. 研究の方法・使用する情報の項目
    法医解剖の事例から、死因、死亡状況、解剖所見、性別・年齡・既往歴・現病歴・ADLの範囲・介護の状況・社会資源サービス享受の有無等を抽出し、疫学的に分析します。
  5. 個人情報の保護について
    得られた情報は、個人が特定できるような情報、例えば氏名・住所・生年月日等の情報を削除するか別の無関係な記号や番号に置き換えて研究に利用されます。成果を発表する際にも個人が特定されることはありません。情報は研究者間でのみ利用し、第三者へ提供することはありません。
  6. 試料・情報の管理について責任を有する者
    田宮菜奈子(筑波大学医学医療系ヘルスサービス開発研究センター長)
  7. 本研究への参加を希望されない場合
    ご遺族の本研究への参加を希望されず、情報の利用停止を希望される場合は、下記の問い合わせ先へご連絡ください。すでに結果が公表されている場合など、ご希望に添えない場合もございます。
  8. 問い合わせ連絡先
    〒305-8575 茨城県つくば市天王台1-1-1 筑波大学医学医療系法医学 高橋遥一郎
    電話:029-853-3043 FAX:029-853-3264
    対応可能時間:平日9~17時