本文へスキップ
「つくばブレインサイエンス協会」ホームページ

つくばブレインサイエンス協会(TBSA)では、毎月、神経科学をテーマにセミナーを行っております。
医学、生物学、心理学、工学といった幅広い分野から専門の先生方をお招きし、最先端の内容を他の分野の方々にもわかりやすく解説していただいております。
セミナーは無料で公開されていますので、どなたでもご自由にご参加いただけます。
なお、このセミナーは筑波大学大学院修士課程フロンティア医科学学位プログラムとの共催です。

TBSA定例会のお知らせTBSA定例会のお知らせ


  第287回つくばブレインサイエンス・セミナー (2025年6月開催)
          
日時
2025年6月24日(火)午後6時から オンサイト開催
場所
オンサイト 睡眠医科学研究棟1F 講堂
演題
神経細胞-ミクログリア間における微小核伝播の生理的役割
演者
鶴田文憲(筑波大学生命環境系 助教)
要旨
 脳を構成するグリア細胞は、アストロサイト、オリゴデンドロサイト、ミクログリアに大別されます。なかでもミクログリアは、アストロサイトやオリゴデンドロサイトとは発生起源が異なる細胞として知られています。従来、ミクログリアはウイルスや細菌感染時の免疫応答、また死細胞や老廃物を除去する細胞として捉えられてきました。しかし近年、ミクログリアが神経発生やシナプス形成、さらには神経活動の制御など、多岐にわたる機能を担うことも明らかとなりつつあります。さらにミクログリアは、脳実質にとどまらず、脳血管や髄膜など、脳境界領域の制御にも関わることが示唆されています。本セミナーでは、ミクログリアの起源や多様性について概説し、その後、私たちが発見した神経細胞からミクログリアへの微小核伝播について紹介していきます(Yano S et al. Nat Neurosci 2025)。さらに、ミクログリアへの微小核伝播がなぜ起こるのか、脳内環境の調節にどのように関わるのか、脳境界領域との連携をふまえた微小核伝播の生理的意義についても議論したいと思います。
                              

交通アクセス交通アクセス(筑波大学・医学エリアでの開催の場合)


 つくばエクスプレス TX秋葉原駅 つくば駅 ―<関東鉄道バス> 筑波大学病院入り口または追越学生宿舎前下車 
 JR常磐線 JR上野駅 荒川沖駅 ―<関東鉄道バス> つくばセンター 筑波大学病院入り口または追越学生宿舎前下車
 高速バス 東京駅八重洲南口 つくばセンター ―<関東鉄道バス> 筑波大学病院入り口または追越学生宿舎前下車
(他に羽田空港、成田空港からの高速バスもございます)
 お車でお越しの場合 東京他各地 ―<常磐自動車道> 桜土浦IC ―<R354> 大角豆交差点を右折 ―<東大通り> ―<北大通り> 筑波看護専門学校の交差点で右折 筑波大学・医学エリア

会場ご案内会場ご案内(筑波大学・健康医科学イノベーション棟での開催の場合)

 下の画像をクリックすると、地図を別ウィンドウに拡大して表示します。

ナビゲーション

お問い合わせ先

〒305-8577
茨城県つくば市天王台1-1-1

筑波大学 医学医療系 TBSA 事務局

mmatsumoto@md.tsukuba.ac.jp

リンク

筑波大学

筑波大学 医学医療系