客員教授 / 代表取締役社長
福田 真嗣




メタボロゲノミクス分野 

福田真嗣客員教授は、医学医療系およびトランスボーダー医学研究センター(TMRC)に所属し、人の健康や疾患と深く関わる腸内細菌に関する研究開発を行っている。特に腸内細菌の集団(腸内細菌叢)を、異種生物で構成される体内における「もう一つの臓器」と捉え、独自に構築した腸内環境のメタボロゲノミクスアプローチにより、その機能理解や制御を目指している。これまでに、腸内細菌叢から産生される代謝物質が、免疫系や代謝系、腎疾患や大腸がん、腸管感染症など、様々な生体機能に影響を与えることを明らかにしてきた。これらの基礎研究成果を社会実装する目的で、株式会社メタジェンを設立し、代表取締役社長CEOを兼務している。専門は腸内環境制御学、統合オミクス科学。著書に「もっとよくわかる!腸内細菌叢」(羊土社)などがある。

福田真嗣客員教授は、2006年に明治大学大学院農学研究科博士課程を修了後、理化学研究所基礎科学特別研究員などを経て、2012年より慶應義塾大学先端生命科学研究所特任准教授に就任。2019年に同特任教授に昇任。2016年より筑波大学医学医療系客員教授、2017年より神奈川県立産業技術総合研究所グループリーダー、2019年よりマレーシア工科大学客員教授、JST ERATO副研究総括を兼任。2013年文部科学大臣表彰若手科学者賞受賞。2015年文部科学省科学技術・学術政策研究所「科学技術への顕著な貢献2015」に選定。同年、第1回バイオサイエンスグランプリにて、ビジネスプラン「便から生み出す健康社会」で最優秀賞を受賞し、株式会社メタジェンを設立。代表取締役社長CEOに就任。2019年に経済産業省を中心とした官民が推進するスタートアップ育成支援プログラム「J-Startup」に選定。







メタボロゲノミクス分野 研究室









メンバー

動物資源部門
(生命科学動物資源センター)