エネルギー代謝科学分野

松坂　賢教授は、トランスボーダー医学研究センター（TMRC）の統合医科学研究部門のエネルギー代謝科学分野の教授と、医学医療系　内分泌代謝・糖尿病内科の教授を兼任している。代謝学、内分泌学、脂質生物学を専門としており、脂肪酸伸長酵素Elovl6を中心に、脂肪酸の質から生活習慣病、がん、神経変性疾患の分子メカニズムを解明し、その制御による疾患の新しい予防法・治療法の開発を目指した研究を行っている。

松坂　賢教授は、1998年に筑波大学第二学群生物資源学類を卒業後、筑波大学大学院修士課程体育研究科スポーツ健康科学専攻、筑波大学大学院博士課程人間総合科学研究科先端応用医学専攻に進学し、2005年に博士（医学）の学位を取得した。2005年から筑波大学大学院人間総合科学研究科助手、2007年から筑波大学大学院人間総合科学研究科助教、2011年から筑波大学医学医療系准教授、2019年より教授に就任した。松坂　賢教授は多くの賞を受賞しており、主なものとして2009年に日本内分泌学会若手研究奨励賞、2012年　に万有生命科学振興国際交流財団第１回万有医学奨励賞・優秀賞、2014年に第1回肝臓と糖尿病・代謝研究会学術奨励賞、2020年に日本糖尿病学会リリー賞を受賞している。