教授
坂田-柳元 麻実子



先端血液腫瘍学

血液がん(特に悪性リンパ腫)

がん免疫(血液がん~固形がん)


坂田(柳元)麻実子教授は医学医療系血液内科およびトランスボーダー医学研究センター(TMRC)に所属している。血液内科医として診療に従事し、特に血液がんのうち悪性リンパ腫については、教育・啓蒙活動にも取り組んできた。臨床医としての視点を基礎研究に取り入れ、さらに基礎研究の成果を臨床に繋げるトランスレーショナルリサーチという観点から、Physician scientistとして研究に取り組んできた。具体的には、「ヒトのがん(特に、血液がんのうち悪性リンパ腫)」を対象とし、がんゲノム解析を中心とした病態解析を行うと共に、これらの基礎研究の成果を診断に応用すると共に、治療法の開発へと繋げる研究を行ってきた。最近では、シングルセル解析やゲノムデータ解析といった「データサイエンス」を研究手法として積極的に取り入れ、ヒトのがん組織の解析とヒトのがんを再現した疾患マウスモデル解析を組み合わせることにより、「がん細胞を取り巻くがんの免疫微小環境」に興味を持って研究に取り組んでいる。

坂田(柳元)麻実子教授は、2000年東京大学医学部医学科卒業。内科研修、血液内科研修を得て、2007年東京大学大学院医学系研究科内科学専攻、博士課程修了(博士[医学])。2008年より筑波大学に勤務。筑波大学大学院人間総合科学研究科講師。2011年医学医療系血液内科講師。2013年医学医療系血液内科准教授。2015年アンリ・モンドール病院(フランス)にて研究(Gaulard博士研究室)。2018年4月-2020年3月学長補佐。2021年より医学医療系血液内科教授、トランスボーダー医学研究センター教授兼任。

主な受賞歴は、2020年第4回日本医療研究開発大賞・日本医療研究開発機構(AMED)理事長賞、第25回日本女性科学者の会奨励賞、小林がん学術賞。2022年文部科学大臣表彰(科学技術部門)受賞。2014年、2021年筑波大学SS評価教員(研究)。



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メンバー

動物資源部門
(生命科学動物資源センター)