■ 筑波大学白菊会慰霊塔

 

解剖実習終了後、速やかに火葬して遺族に遺骨を返還しておりますが、遺族から大学に保管依頼がある場合は、筑波大学白菊会慰霊塔の納骨堂に収蔵(永代供養)することができます。その場合、火葬後の遺骨は医学霊安室の専用保管庫内に一時保管後(通例 4年間、分骨 (骨壺3)してから納骨堂に 1 体ずつ収蔵しており、収蔵された遺骨はすでに数百体を数え、厳重に管理しています。また遺族から遺骨返還の申し出があった場合には、埋火葬許可証(白菊会事務局内で保管)を添えて速やかに返還しております。

慰霊塔は、エジプトのピラミッドを模して作られ、「仰、医学徒にはげましと大きな期待を寄せて献体された方々の御霊を永遠にえてここにいしぶみを築く」との碑文が刻まれています。なお分骨後に残された遺骨は、大学敷地外にある白菊会の合葬用墓地に埋葬しております。

両施設は、お盆とお彼岸には花束を供えて哀悼の誠を捧げており、学外慰霊碑(墓所)は、慰霊塔と同じく遺族や会員は個別にいつでも参拝することができます。