研究室概要


当研究室の前身は、茨城県厚生農業協同組合連合会(JA茨城県厚生連)からの奨学寄付金によって平成19年4月に開設されたJA茨城県厚生連生活習慣病学寄附講座です。 平成25年4月にJA茨城県厚生連寄附講座「臨床研究地域イノベーション学」と名称変更しました。その後、平成30年5月より講座の体制が変更となったことに伴い、元の講座とは別の研究室として新たなスタートを切りました。

我々は、超高齢化社会の到来によりもたらされた疾病構造の変化に対し、既存の枠を超えた学際的観点からのアプローチ、さらには教育・研究体制強化の観点からの取り組みを目指しています。

すなわち、JA茨城県厚生連関連病院、筑波大学附属病院の他、茨城県内の医療機関と連携し、患者本位で医療現場のニーズにマッチした医薬品・医療機器・医療技術の開発を行います。この活動を通じ、地域医療機関の医師や医療スタッフのモチベーションが向上し、より質の高い医療の提供につながることにより、県民の健康増進に役立つものと考えられます。

また、県内の研究機関や企業から創出された医薬品・医療機器のシーズはもちろんのこと、茨城県産農作物を用いた機能性食品の開発にも取り組み、地域産業の活性化にも貢献していきます。

これらの取り組みの中心となるのが橋渡し研究、臨床研究です。
我々は筑波大学つくば臨床医学研究開発機構(T-CReDO)の一員として、各種疾患に対するより良い治療法の開発を目指し、数多くの臨床研究の実施を支援するための体制を構築するとともに、そのスムーズな運用を担当しています。
近年、倫理的・科学的に妥当な方法で実施する、高品質な臨床研究/臨床試験に対する社会的ニーズはますます高まっていますが、それを担う人材の不足が指摘されています。当研究室では、上記の活動に加えてこうした社会的ニーズの増大に応えるべく、大学院教育にて臨床研究/臨床試験に関わる人材を養成し、社会に供給する教育活動にも積極的に貢献しています。



関連部門

連絡先

筑波大学医学医療系
橋渡し・臨床研究学
橋本幸一研究室
    〒305-8575
    茨城県つくば市天王台1-1-1
    4E棟211-2室
    TEL 029-853-3064

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