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H24 学外学修実施報告書:飯塚麻菜

学外学修期間:2012年11月9日 - 2012年11月15日

渡航先:アメリカ合衆国, ワシントンDC (Washington convention center)

参加学会名:American college of rheumatology scientific meeting 2012
(アメリカリウマチ学会2012)

発表演題名:Spontaneous sialadenitis like Sjögren's syndrome in orphan nuclear receptor γt (RORγt) transgenic mice

学外学修報告2012

 今回、学外学修制度を利用し参加したアメリカリウマチ学会(American College of Rheumatology, 2012 Annual Scientific Meeting)は、来場者数約2万人を記録し、ワシントンコンベンションセンターで行われた。11/10~11/14まで開催された本学会は、ポスターセッション、グループセッション、シンポジウム、Professor meetingなどに分かれ、いくつもの会場で様々な演題が発表された。基礎研究演題のみならず臨床研究演題も多く、研究者だけでなく臨床医および医療関係者も多く参加していた。
 私が主に参加したテーマは、自己免疫疾患(関節リウマチ、シェーグレン症候群など)の基礎研究に関するセッションである。本年は特に、病因性細胞を制御し得る制御性T細胞についての演題が多く発表されていた。マウスモデルを用いた検討では、自己免疫疾患様病態の発症に、制御性T細胞の機能不全が深く関与していることがこれまでに報告されている。しかし、患者検体を用いた知見は乏しく、自己免疫疾患における制御性T細胞の病因的意義については不明な点が多い。本学会において、患者検体を用いた検討から、自己免疫疾患の病因・病態に制御性T細胞の機能不全が関与するとの報告が多数あり、論文発表前の新たな知見を共有することができた。ポスターセッションにおいても、積極的に質問することを心がけ、海外の研究者との有意義な時間を過ごすことができた。
 私自身の発表は、Concurrent Abstract Poster Sessionsにおける「シェーグレン症候群- pathogenesis-」にて行われた。様々な立場を持つ海外の研究者たちと討論をすることで、自身の研究内容について、別の視点から再度考察することができた。問題を解決するための新たなアイディアや、別の疑問点についての提起も得ることができた。
 本学会に参加することで、第三者との討論の重要性について学ぶことができた。研究者との交流を通し、共同研究の可能性についても議論することができた。この経験を今後の研究に最大限生かし、再び国際学会で報告出来るよう日々努力していきたい。

(学外学修レポートより)


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学外学修報告写真   武者修業報告フォト

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学会場内の様子
ポスター発表会場


発表ポスター


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