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系長からのご挨拶

原晃 医学医療系長
原 晃
医学医療系長

2015年4月1日付けで医学医療系長となりました原 晃です。所信表明を兼ねてご挨拶申し上げます。

医学医療系の役割

筑波大学においては2011年10月から教育組織と教員組織の分離が実施され、それまでの教員の所属であった人間総合科学研究科(大学院)から医学医療系所属となりました。私で3代目の医学医療系長となります。この教員組織である医学医療系は300名を超える大所帯であり、生命医科学域、臨床医学域、保健医療学域の3つの域から構成されています。教育組織はこれまで通り、undergraduate教育を実施する医学群と大学院学生の教育を担当する人間総合科学研究科(医学系専攻)として残っています。従って、医学医療系の主たる役割は人事、評価を含む教員組織の円滑な運営と研究の推進です。

現在の課題と将来展望

教員に関しては部局の教員数がポイント制になり、従前よりは教員数に関しては融通がきく様に思われますが、依然ポジションが不足していることに変わりはありません。2019年までとはいえ、現在医学類の定員増により教員雇用助成があるところで何とか充実した教員配置を考えて行きたいと考えております。

研究に関しては、現在グループ制、ユニット制による研究の充実が図られています。一方、2011年から健康医科学イノベーション棟が建設され、少子高齢化への対応、地域医療の向上、健康増進、生活習慣病の克服などに関する最先端研究が行われています。この組織は医学単独のものではなく、体育系等との連携のもとサイバニクス(ロボットスーツHAL)研究の山海嘉之教授も加わっていますが、2016年には研究者構成の見直しも予定されています。また、医学との連携が深い研究組織として、世界トップレベル研究プログラム(World Premier International Research Center Initiative;WPI)として、これまで健康医科学イノベーション棟およびE棟で睡眠学を中心に分子行動科学研究を推進されてきた柳沢正史教授が研究を推進されておられます。また、産学連携研究拠点として高細精医療イノベーション拠点(Innovation Medical Research Institute)が金保安則教授を中心に立ちあがっています。さらに、附属病院、医学医療系、旧次世代医療研究開発・教育統合センター(CREIL)、生命環境系等とも連動してつくば臨床医学研究開発機構(TCReDO)が2015年から立ち上がります。こうした、関連研究組織とも連動して、質の高い医学研究を推進していきたいと思います。今後は、こうした関連研究組織との連携を深める意味からも、附属病院における研究、臨床医学研究、基礎医学研究を包含した医学としてまとまった研究組織を目指して行く方向で検討しています。その第一歩として2015年にはE棟の改修、健康医科学イノベーション棟の研究グループの移動等を行う予定です。勿論、附属病院への貢献は臨床医学域を中心としてこれまで通り推進していくことになります。

医学医療系の使命は医学における最先端研究の推進とともに、臨床医、基礎研究者、医療行政者の育成の支援を通して医療の発展と人類の福祉に貢献することです。大学が掲げる標語IMAGINE THE FUTUREを象徴するような医学医療系を創造すべく、皆様のご協力をお願い申し上げます。