この研究室では様々な腎臓病の発症と進展について研究しています。
また、患者さんのためになる腎生検病理診断とは何かを考えています。
研究の動機とゴールは治療法の開発に向けて先鞭をつけることです。病変の中にそのアイデアがあると考えています。腎臓病には沢山の種類がありますが、発症のスイッチが何であっても多くの場合進展する機序はある程度共通していると考えています。この共通機序を理解する手段として実際のヒトからの腎生検材料や動物モデル、さらには培養細胞を使ってマクロからミクロへ、ミクロから分子へ、分子から個体へと、常に病気の本質を病理学的に捉える方向性で研究を進めています。
腎臓は機能とかたちが合理的に詰め込まれたコンパクトで高い機能を持つ臓器です。
この機能構築を可視化し病態を考えることが本研究室のテーマです。